2019年10月12日(土)~16日(水)にスペイン・バルセロナの国際会議場で開催されたヨーロッパ核医学会の年次大会で、16日に行われた共同シンポジウム(Radiation Protection Committee / 日本核医学会)にて、金井啓子教授が講演いたしました

2019.10.24

共同シンポジウムのテーマは「Lessons from Fukushima - Low Dose Radiation from Environment Radioisotope」、金井 啓子教授の講演表題は「福島への支援~原発事故による地域への影響」です。福島の原発事故による社会への影響をより多くの人に知らしめ、川俣町民への聞き取り調査から浮かび上がった被災者の声を明らかにするため、原発事故による福島への影響、その中でも特に、近畿大学が「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」支援を提供してきた福島県川俣町について講演しました。
東日本大震災以降、近畿大学は「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」として、東日本大震災に伴う原発事故により、一部が計画的避難区域に指定された川俣町の早期復興を、総力を挙げて支援してきました。金井 啓子教授も、同プロジェクトの一員として活動し、講演では原発事故による避難の全容に触れた後、川俣町の避難・帰還について説明。さらに、同プロジェクトの概要を説明した後に、放射線量測定用のガラスバッジによる子どもたちの線量計測、産業復興の一環としてのポリエステル媒地を使用したアンスリウム栽培の指導、アンスリウムをPRする「かわまたの花アンスリウム×近大アート展」などについて特に詳しく講演しました。
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