ガママ!
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中橋 里瑚
「強い自分でありたい」
1人の近大生が語る、
「自分×スキ×学び」
社会・マスメディア系専攻 11期生
中橋 里瑚

社会マスメディア系専攻2年生の中橋里瑚さんにお話を伺いました。彼女の「スキ」や「学び」に繋がった原点とは。そして彼女の思う「近大総合社会学部」とは?ステキなキラキラ近大生の素顔をお見せします!

何かを「表現」することの楽しさ

小さい頃にバレエを習っていたそうですが、きっかけは?

きっかけは、幼稚園の年中さんの時に地元の児童館で見た広報誌。それを見てお母さんに、「私これやりたい。」と伝えました。バレエは私にとって初めての習い事で、5歳から13歳まで続けていました。

長く続けていて、辛かったことやそこから得たことはありますか?

私は小さい頃他の子よりも背が低かったり、細かったこともあって、なかなかトゥシューズを履けませんでした。周りの子達がどんどん履くようになっているのに自分だけ履けない。それがとても悔しかったです。辞めようと思っても、どうしても諦めきれなくて結局中学生になる前まで続けました。でもそれは、踊ることや表現することが好きだったからだと思います。辞めたあと、何か表現するものがしたかったけど、バレエじゃないなと感じていました。そんな時、ダンスができる高校を見つけてその高校に進学しました。

ダンスをやってみてどうでしたか?

最初はバレエの癖で、背筋が伸びすぎていたりして先輩からよく注意されていました。でもバレエは舞踊の基礎。バレエで培われた表現力や見せ方はダンスでも生かすことができました。ダンスをしている時にもやっぱり、「表現するって楽しいな、スキだな」と感じていました。今でもたまに踊ったりしています!

彼女自身が思い描く「強い女性」に

メイクをすることが好きと伺いましたが、いつぐらいから始めましたか?

最初にメイクをしたのは高校生の時です。でもそれもダンスのため。「やらないと」という感覚で、メイクも友達にしてもらっていました(笑)そして大学生になり、「メイクしないと」という気持ちが強くなって。最初はとりあえずやっとこうみたいな感じで、半強制的にやっていました。でも毎日メイクをしているうちに何だか楽しくなってきて、今では自分に合うメイクを研究中です。

メイクをする上で、特に気合を入れている箇所はありますか?

アイライン!!色はダークブラウンを使っています。アイラインを引くと、強くなった感があるんです。その強くなった感じが、私が思い描いている「強い女性」像。本当は私の顔には薄いブラウンの方が似合うのかな?と思うけれど、やっぱりダークブラウンがいいです!

そのなりたい「強い女性」とはどんなイメージなのですか?

「しなやかな耐久性のあるゴム」みたいな。内面の話になりますが、理想は人の意見もしっかり受け止めて、そこから自分で考えて意見を発信できる人になりたいんです。元々の性格が頑固だというのもあって、そんな自分を変えたい。人の意見に耳を傾けて、臨機応変に対応できたらいいなって。だから私の「強い自分でいたい」というのは、「人を受け入れる内の私+自分を出す外の私」といった感じです。だからまずは、自分を外に出していくためにも、アイラインは必須です!

「発信したい!」希望から学びへ

元々Instagramが好きだとか?

はい!「私の体はインスタで作られている」と言ってもいいくらい(笑)使い始めたのは高校生の時。本格的に運用し始めたのは大学生からです。

Instagramのどんなところに惹かれるのですか?

投稿した写真を人に見てもらって、それが他の人の行動に影響を与えられるところ。前に私がカフェの投稿をして、それを見た友達が「りこがインスタに載せてたカフェ気になって行ってきたよ!」と言ってくれたことがありました。それがすごく嬉しかったんです。自分の発信が人へ影響を与えていることの楽しさをすごく感じています。そしてこの「発信する」ということが、私の大学での学びにも大きく繋がっている気がします。

発信することが大学の学びに繋がっている…?

はい!私は今大学で特に広告について頑張って勉強しています。広告も世の中に「発信する」という点でSNSと一緒だと思うんです。

もしかして、元々広告にも興味があったんですか?それでこの学部に?

実はそうじゃないんです。元々はテレビやラジオの方に興味があって、広告には全く興味がありませんでした。でもそんな私を変えたのは、1年生の後期に受けたメディア概論Bの山本良二先生の授業。山本先生の授業は、私の中では授業という感じはしなくて、「なにこの面白いプレゼンは!!」という印象でした。そこで初めて広告の面白さを知ったんです。たった3回ほどの山本先生の授業でしたが、「もっとこの先生から学びたい!」と感じました。

今年度、広告論や広報論、基礎講読と山本先生の授業を受けることが多かったと思います。実際どうでしたか?

本当に良かったです。この大学に入って良かったと心から思うぐらい。私たちはちょっとテレビをつけただけ、外に出ただけで山ほどの広告に出会います。でもそれも1つ1つ丁寧に考えて作られていると知って、とても驚きました。あとは、広告は人が作る。だから気持ちが込められている。でもその受け取り方も人それぞれ。そんな人の心に様々な形で届くものだというところも、いいなって思います。そして何と言っても、山本先生に出会えて本当に良かったです。先生は私たちの言ったことを否定しない。私にとって、先生は外で出会った大人の中で、初めて尊敬することができた人。良い意味で、「先生」という感じがしないんですよね。山本先生に出会ってなかったら、私はどうなっていたのだろうと思うくらい、本当に私に大きく影響を与えてくれた先生です。これからも先生の元でいろんなことを学びたい!!

彼女にとっての「近畿大学総合社会学部」とは

最後にお聞きします。中橋さんにとって、「近畿大学総合社会学部」とはどんな場所ですか?

いろんな分野を学べる場所、視野が広がる場所、ステキな出会いを見つけることができる場所です。私は学ぶ分野を1つ選ぶっていうのはもったいないなと思っていて。どの分野も、結局ぜんぶが繋がっていると思うんです。色々学びたい!という思いを叶えてくれるのがこの学部だと思っています。「総合社会学部」は社会・マスメディア、心理、環境まちづくりと3つの専攻に分かれています。だから同じ学部にいるはずなのに、目指しているものが人それぞれ。そこもすごく刺激になります。そしてこの学部には、いろんな先生や学生、色々な学びや研究との出会いが待っています。「え、それって学問?!研究できるの?!」という驚きがたくさん。自分の人間性や価値観の変化をこの2年で大きく感じました。そして何と言っても視野も広がった。人は自分が見たいようにしかモノを見ません。私も今までそうでしたが、この大学、学部に入って視点を変えて物事をみることを続けていたら、左右に45度ずつぐらい視野が広がりました。この学部に出会えて本当に良かったです!

執筆:井寄 陽菜(社会・マスメディア系専攻 11期生)
文中の学年等は2021年度の取材当時のもの