What's

KINDAI DESIGN CREATIVITY LABとは

Technology
Design
Innovation

テクノロジー、デザイン、イノベーション。一見異なるように見えるこの3つの領域は、これからの社会ではより重要な要素として、三位一体となって連携、融合する活動が求められます。

そのため、近畿大学デザイン・クリエイティブ研究所は、「デザイン」の本質を、人の体験、思考、行動から都市、環境、文化に至るまで、あらゆる社会課題を創造的に思考し、独創的なアイデアで未来へ繋ぐ営みと捉えて、多角的視点で研究開発していきます。

その実現のため総合大学の知を活かし、文芸学部が持つデザイン研究、経営学部が持つイノベーション研究、情報学部が持つテクノロジー研究を文理融合で学術連携しながら、社会実装につなげる実学的研究と、創造的思考を育成する全学的教育を目ざします。

更に当研究所がハブとなって、医学から芸術までを包含する近畿大学の総合力を発揮するための超ジャンル教育・研究を促進していきます。

近年、社会の不確実性、不透明性の高まりを背景として、創造能力の重要性が指摘されています。例えば世界経済フォーラムの、世界の経営者に向けた「今後必要となる能力」に関する調査によれば、2015年時点で創造性能力は10位にランクされていました。

しかし2020年には3位に上昇しています。この変化には、過去に直面したことがない問題の発生や、要因が領域、地域横断して存在するため、専門分野の視点だけでは解決できない状況にあります。

さらにAI、ロボット、デジタルなどの技術革新が急速に進展し、従来の枠組み、延長線上の思考、行動では対応が困難になっている背景があります。

デザイン・クリエイティブ研究所ではこのような社会横断的かつ新たな特性を有する問題に取り組むため、「広義のデザイン」の力を活用し実践的な課題解決の提示および、研究、教育への成果に結び付ける活動に取り組んでいます。

デザイン・クリエイティブ研究所所長
廣田 章光

デザイン・クリエイティブ研究所には、次の 3つのセンターが設置されています。それぞれの領域の研究、教育を深化させつつ、3センターが連携し領域横断研究、教育へ展開していきます。

プロジェクト・デザインセンター
視覚・プロダクト・空間分野という実践的なデザイン領域や、感性学、プロデュースなどの視点を複合し、プロジェクトを通じた研究、教育活動を行います。

デザイン・マネジメントセンター
個人、組織としてイノベーションを生み出す思考法、創造性に関する研究、教育活動を行います。

DXデザインセンター
情報テクノロジーとデザインとの関係をテーマに研究、教育活動を行います。

デザイン・クリエイティブ研究所は以下の5つの活動を中心に具体的活動を行っています。

1

テクノロジー、デザイン、イノベーションの総合知をもって、企業や地域や異分野領域と連携しながら社会課題を解決する「デザイン・クリエイティブプロジェクト」の企画、推進

2

チャレンジマインドとリベンジマインドを醸成しイノベーションにつなげるプラットフォーム(仕組み)である、「デザイン・クリエイティブプラットフォーム:「プロト・フェス」」の企画・運営

3

学外の先端知識の獲得、共有を行う、「先端デザイン・クリエイティブ研究会」の定期開催

4

創造性能力開発研究および教育プログラムの開発と普及

5

研究所活動成果の海外、国内学会ならび産業界へ公開

デザイン・クリエイティブ研究所は、近畿大学が建学の精神として掲げる「実学教育と人格の陶冶」の実現に向けて、広義の「デザイン」に関する個別領域の研究を深めると共に、領域横断型の研究を実践していきます。
この活動を通じて、社会が直面する問題の発見と解決および、その知見を活用した教育プログラム構築と普及を展開し、未来社会の創造に寄与していきます。