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ES細胞を用いた宇宙環境が生殖細胞に及ぼす影響についての共同研究が英文学術雑誌に掲載されました

2022.10.07

近畿大学高度先端総合医療センター再生医療部の寺村岳士准教授と、大阪公立大学大学院医学研究科基礎医科学専攻の吉田佳世准教授、大阪市立大学の森田隆名誉教授、宇宙航空研究開発機構(JAXA)らの研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)において、マウスES細胞を約4年間にわたり凍結保管し、地上に帰還させた後、その染色体異常を解析しました。宇宙放射線による生物への影響を定量的に測定し、物理学的線量計による予測値と生物学的測定値がほぼ一致することを明らかにしました。
本学は宇宙へ送ったES細胞の作成を担当しており、本研究は、2022年8月に英文学術雑誌『Heliyon』に掲載されました。
(論文リンク)Comparison of biological measurement and physical estimates of space radiation in the International Space Station