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アジアオセアニアン医学物理学会2018にてBest Oral Presentation Award受賞!

2018.12.03

放射線科学教室(放射線腫瘍学部門)の植原拓也医師が、
アジアオセアニアン医学物理学会(クアラルンプール)2018にて、Best Oral Presentation Awardを受賞致しました。
参加者は500名、Oral presentationの総勢151名、その中での受賞です。


Takuya Uehara 001.jpg


演題名:Clinical comparison between Rapidplan and manual optimized plans
in VMAT for oropharyngeal cancer.

<植原医師よりコメント>
頭頚部癌の主要な治療の1つである放射線治療には、治療計画に時間がかかる、治療の質が経験や施設によるばらつきが大きい問題点があります。今回、自施設内で放射線治療を行った上咽頭癌と中咽頭癌の治療計画 55例をマシーンラーニング(機械学習)させて、中咽頭10例に対して治療計画時間の短縮、質の向上に成功した発表でした。機械学習を用いた治療計画は前立腺癌では実用化が始まっておりますが、頭頚部癌での研究は世界的にも珍しく、時代を先取りした研究が評価されました。現在、症例数を増やし、論文を鋭意作成中です。

放射線治療科に入局して半年余り、人生初の国際学会での口述発表の機会を頂いたこと、このような賞をいただいたこと、末筆になりますが深謝申し上げます。