大阪府地域枠入試【一般前期型】
大阪府医師確保修学資金制度の概要
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(1)
貸与額:月額10万円(6年間総額720万円)
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(2)
返還免除:下記1. 出願資格(2)の条件を全て履行した場合に、貸与を受けた修学資金と利息の返還が免除されます。
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(3)
返還条件:返還債務免除のための勤務を履行できなくなった場合は、一括返還(年利10%)となります。
大阪府医師確保修学資金制度の詳細は、大阪府地域医療確保修学資金等貸与要綱および大阪府地域医療確保修学資金等貸与事業実施要領に規定しています。大阪府ホームページまたは、大阪府健康医療部保健医療室医療対策課医療人材確保グループTEL(06)6944-8183にご確認ください。
1.出願資格
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(1)
将来、大阪府の地域医療に貢献しようとする強い意志を持ち、合格した場合は入学することを確約できる者。
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(2)
大阪府医師確保修学資金の貸与を受け、次の条件を全て満たすことを確約できる者。
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①
本学医学部を卒業した日から1年6カ月以内に医師免許を取得すること。
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②
在学中、卒前支援プラン(※1)の適用の対象となること。
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③
卒業後、キャリア形成プログラム(※2)の対象となること。
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④
卒業後(または医師国家試験合格後)、引き続き9年間(初期臨床研修期間を含む)、大阪府内の病院(大阪府が指定する病院)に勤務し、うち4年間以上(初期臨床研修期間を含めない)は、大阪府が定める「医師の確保を特に図るべき区域」に所在する病院に勤務すること。
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⑤
初期臨床研修を修了後5年間以上、指定診療業務(※3)に従事すること。
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※1
都道府県が大学や医療機関と連携し、地域医療へ貢献する意志を有する学生に対し、地域医療や将来の職業選択に対する意識の涵養を図り、対象学生が学生の期間を通じて、地域医療に貢献するキャリアを描けるように支援するプラン。
また、在学中に卒前支援プランの内容を変更する場合あり。 -
※2
医師の確保を特に図るべき区域における医師の確保と、医師の能力の開発・向上を両立しつつ、出産、育児等のライフイベント等のキャリア形成上の希望に配慮して地域枠学生(医師)ごとに作成するプログラム
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※3
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ア.
総合周産期母子医療センターに指定された医療機関又は地域周産期母子医療センターに認定された医療機関における産婦人科・産科・小児科(新生児診療業務に限る)・新生児科・小児外科・新生児外科における診療業務
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イ.
小児中核病院又は小児地域医療センターに指定された医療機関における小児科・新生児科・小児外科・新生児外科における診療業務(ただし、少なくとも3年間は小児地域医療センターにおいて指定診療業務に従事する必要がある。)
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ウ.
救命救急センターにおける診療業務
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エ.
総合診療専門研修、新・家庭医療専門研修及び病院総合診療専門研修医プログラムの基幹施設に指定された医療機関における総合診療業務
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オ.
総合診療と内科専門研修のダブルボードが可能な基幹施設に指定された医療機関における総合診療と内科における診療業務並びに感染症学会認定病院及び第二種感染症指定医療機関における感染症診療業務
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ア.
ただし、今後の医療環境の変化に伴い、指定診療業務の追加及び各項に該当する医療機関の変更を行う場合があります。
2.試験科目
一次試験:理科2科目(200点)・数学(100点)・英語(100点)合計400点満点
二次試験:小論文(段階評価)・面接(段階評価)
3.出願書類
4.併願について
大阪府地域枠入試の出願者は、和歌山県地域枠入試・静岡県地域枠入試に出願することはできません。なお、一般入試・前期への併願は可能です。
5.選抜方法・合否判定基準
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(1)
一次試験は学力試験の成績によって判定し、一次試験合格者を決定する。
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(2)
一次試験合格者に二次試験を実施し、一次試験・二次試験の成績および調査書・地域枠志望理由書等を総合的に判定して最終合格者を決定する。
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(3)
合否判定は、地域枠が定員に達するまで順次判定するため、他の地域枠の合格最低点と異なることがある。
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(4)
地域枠において、合格基準を満たす受験者がいないと判定した場合は、合格者数が募集人数を満たさない場合がある。
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(5)
地域枠入試【一般前期型】と一般入試・前期を併願した者のうち、地域枠入試で二次試験が不合格となった場合は、一般入試・前期(一次試験)の合格最低点を超えている者を一般入試・前期の選抜対象とします。
6.入学辞退について
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(1)
地域枠入試の合格者はいかなる事由があっても入学を辞退できません。また、入学手続後はいかなる事由があっても、納入した入学金および授業料等は返還しません。
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(2)
地域枠入試【一般前期型】の合格者が、一般入試・後期、地域枠入試【一般後期型】、共通テスト利用方式(前期・中期・後期)の二次試験に合格した場合であっても、これらの入試方式で入学手続きをすることはできません。
7.大阪府地域枠の不同意離脱について
出願時に大阪府地域医療確保修学資金貸与事業同意書を提出いただきます。
大阪府地域医療確保修学資金貸与制度においては、府は退学、死亡、業務に起因する心身の故障など、医師として復帰ができず猶予期間を設定しても府地域枠医師として就業することが特に困難であると考えられる場合以外は、原則離脱することはできません。
また、不同意離脱者については、今後、厚生労働省の決定により、その他の制約を課せられることがあります。