日韓にルーツを持つ子に日本語を教える「LG多文化学校」プログラムの実施

2018.10.03

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日本と韓国とにルーツを持つ韓国在住の小中学生8名が来日し、文芸学部に約1週間滞在しました。滞在の目的は、日本語や日本文化を学ぶことです。滞在中の日本語の授業を、文芸学部の日本語教員養成課程で学び、将来国内外で日本語教師としての活躍を目指す3年・2年の3名が務めました。また、さまざまなアクティビティを文芸学部生と国際学部生の混成チーム11名が考案・実施しました。
学生達と子ども達とは、来日の数ヶ月前からビデオメッセージのやりとりを繰り返して交流を深めていました。その甲斐もあり、滞在期間中は、授業やアクティビティ以外の時間も親しく過ごしていました。
子ども達は、学生達と親しく学んだり遊んだりしながら、日本語や日本文化への理解を深めることができました。また、学生達にとっては、大学で培った日本語教授や韓国語などの力を実践の場で発揮するまたとない機会になりました。
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(2018年1月15日~19日)

*「LG多文化学校」プログラムとは*
近年韓国内で急増している多文化家族(国際結婚家庭)の子どもを対象に、母親または父親の自国の言語と文化を教育するプログラムです。このプログラムには韓国全国から小中学生が選抜され、2年間のプログラムを通じてバイリンガル能力を持ったグローバルリーダーを養成することを目的に行われています。普段は各家庭にてインターネットを通じた言語と文化の教育が行われ、年1回程度のペースで海外研修が行われます。
文芸学部での海外研修受け入れは2015年度から始まりました。2017年度は、国際学部東アジア専攻韓国語コースの学生も加えた受け入れチームが編成されました。