2020年度文化資源学的アクティビティ(活動)紹介

2021.04.01

  • 文歴

京大仏「方広寺」関連遺跡の現地研修(「基礎研究」、担当:網伸也)
今年度の基礎研究では、豊臣秀吉が京都東山に造営した大仏(方広寺)の遺跡を現地調査しました。新型コロナウィルスによる中止が心配されましたが、感染拡大も収まっていた時期でもあり、基礎研究の仲間と楽しく歴史散策をすることができました。当日は素晴らしい秋晴れに恵まれ、大仏殿の石塁や大仏殿跡地と、その場所に近代になって創建された豊国神社、豊臣家滅亡のきっかけとなった方広寺の「国家安康」の鐘、秀吉の大仏千僧会に使用したとされる妙法院庫裏など、京大仏ゆかりの遺跡や寺院を見学して回りました。半日ではありましたが、豊臣家落日とともに戦国の露と消えた秀吉・秀頼の幻の宗教空間に思いを馳せ、新入生にとって大学の仲間と一緒にフィールドで学び考える良い機会となりました。
【年月日:2020年11月14日】
京大仏「方広寺」関連遺跡の現地研修 京大仏「方広寺」関連遺跡の現地研修