土屋孝次教授の最終講義が開催されました。

2026.01.23

トリミング後:IMG_9691.jpeg2026年1月23日、土屋孝次教授による最終講義が開催されました。テーマは「近大における研究の旅―議会権限の憲法学的限界を求めて―」です。会場には憲法Bの履修生や法学部の学生を中心に、土屋教授の最後となる講義を見届けようと卒業生や他大学の研究者も集まり、多くの人々がその言葉に一言一言耳を傾けました。
講義では、土屋教授が本学法学部の学生だった頃の回想から始まり、本学で博士号を取得して教授へと至った「近大一筋」の歩みが語られました。その中で先生は、ご自身の経歴を「レアキャラ」と称されるなど、終始ユーモアを交えて会場を和ませておられました。専門分野については、アメリカ連邦議会の事例を軸に、議会の調査権や裁判官の弾劾裁判といった「議会権限の憲法学的限界」について詳述されました。特に弾劾制度の本質的な解説や具体的な判例の紹介に対し、学生たちは真剣な眼差しを向けていました。
トリミング後:20260123_120836090.JPGまた、研究に対する姿勢を「たこつぼ研究(一つの場所を深く掘る)」と「つまみ食い上手なカニ(横断的な研究)」の比喩で語られたお話や、「仕事は基本断らない」という信念などは、聴講した学生にとっても非常に印象的なメッセージとなりました。受講した学生からは、「憲法が各国の歴史や価値観を強く反映していることを実感した」 という声や、「ただ授業をするだけでなく、飽きさせない工夫があって聞いていてとても楽しかった」 といった感想が寄せられました。学問の面白さはもちろん、土屋教授の温かなお人柄が、会場にいたすべての人たちの心にまっすぐ届いたような、そんな素敵なひとときとなりました。
講義の締めくくりには、学生から感謝の花束が贈呈され、会場は温かな拍手に包まれました。長年親しんだ教壇を去られる土屋教授の姿に、会場には名残惜しさが感じられました。