第19回近畿大学私法研究会が開催されました。
2024.11.28
2024年11月28日、第19回近畿大学私法研究会が開催されました。
今回は、英国での在外研究を終えての帰朝報告として長谷川義仁教授から「胎児治療における法的利益の帰趨についての一考察」というテーマで発表がなされました。
日本民法の沿革を確認しながら、英国の最新状況を織り交ぜ、現在における問題状況とそれに対する多様な角度からの解決策が提示されました。
権利能力や第三者のための契約といった論点が含まれることから、民法の研究者との質疑応答では深い議論が交わされ、また、特別法の観点から保険法や知的財産法の研究者からの指摘もなされました。さらには、会社法や民事訴訟法の研究者、他大学に在籍する会員の参加も得られ、多彩なディスカッションが行われました。