第18回近畿大学私法研究会が開催されました。
2024.05.17
2024年5月17日、第18回近畿大学私法研究会が開催されました。
今回、石上敬子准教授から「ドイツにおける児童騒音訴訟 ~特権化の背景と民事訴訟への影響」というテーマで発表がなされました。
昨今、幼稚園や保育園、小学校、公園といった場所における子どもたちの声について近隣住民から苦情が出るといった報道がなされており、様々な議論が交わされる中、この点において法的な面で一歩踏み出しているドイツの現状を詳細に紹介し、それを踏まえ、日本におけるあり方を提示する興味深い報告となりました。
民法はもちろん、会社法、保険法、知的財産法の研究者、さらには他大学や海外からの参加もあり、特別法の観点からの指摘なども出され、非常に多角的かつ深い議論が交わされました。