2024年10月16日、法学部国際交流委員会の主催により、外務省総合外交政策局政策企画室長の権田藍氏をお招きして外交講座（実務家講演会）が開催されました。当日は124名の学生が参加しました。

今回は、「国際情勢認識と日本外交の展望」というテーマで、外務省から毎年発行されている外交青書の内容に沿って講演していただきました。講演では、現在の国際社会が歴史の転換点にあると位置付けたうえで、ウクライナ情勢、中東情勢、気候変動、デジタル化などを含む地球規模の課題を概観し、日本外交の展望と実際の取り組みについて、講師自身の体験談も交えつつ解説してくださいました。講演後には講師の留学経験や外交官の仕事内容、最近の外交問題などについて質疑応答がされました。

本学部の国際コース／LPCプログラムは、ニュージーランドへの留学の機会に加え、専門科目と語学教育・異文化理解の融合を通した、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しています。外交講座は現役の外交官の話を聞くことで国際問題や日本外交に対する理解を深めると同時に、今後の学修や進路選択のための展望を得てもらうために定期的に開催されています。

今回の講演会では最新の国際情勢と今後の日本外交について多角的な視点から知見を得ることができました。参加した学生からは、現役の外交官から貴重な話を聞くことができてよかった、外交官の仕事の裏側を知ることができた、自分が知らなかった国際情勢について認識を深めることができたといった感想が多く寄せられました。今回の講演会をきっかけに、世界的な視野でものごとをとらえ、判断できるようになってもらえればと思います。

関連リンク
・2023年度外交講座「日本とニュージーランドの関係」が開催されました。 2023.06.19