第16回私法研究会が開催されました。

2023.06.26

2023年6月26日、第16回私法研究会が開催され、本年度着任した宍戸育世助教から「療養看護型寄与の法的評価―ドイツ法を中心として―」が報告されました。

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被相続人に対する療養看護が相続において影響を与える「寄与」について、認められることに高いハードルがある日本と多様な要素を考慮するドイツとを比較し、日本の相続法の解釈に一石を投じる内容となっています。

家族法を専門とする研究者はもちろん、財産法、商法、知的財産法の研究者が、さらには学外からも参加者を得て、複眼的な観点から議論を深めました。さらには、日独の家族観の違いにまで話題が進み、法律論から文化論まで広範に渡るものとなりました。

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