2019年度秋期学術講演会が開催されました。2019.10.28

2019.10.28

2019年度秋期学術講演会が開催されました。

A4AC8753B745_1_105_c.jpeg今回は、岡田憲治専修大学法学部教授をお招きし、「言葉を切り分けると別世界が浮上する」というタイトルでご講演を賜りました。

当日は、100名を超える学生・教員が参加しました。

初等教育・中等教育に見られる「作者の気持ちを考えよ」といった設問の弊害を確認し、その上で「考えをまとめてから言葉にする」(=目の前の相手が喜びそうな言葉を選ぶ)ことから「言葉を発しながら考える」という姿勢に切り替える意義が提示されました。

言葉によって自分でも気づいていない思考が表れる可能性を認めた上で、まさにこの態度こそが政治を考える第一歩となるという主張で講演が締めくくられました。

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質疑応答では学生が次々と挙手し、言葉を発することの意味や、実社会で「まとめ」を求められることへの違和感など、様々な発言が途切れることなく続きました。


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