森山ゼミ「国際活動推進研究会」の横屋透河さん(法学部3年生)が、「赤十字・赤新月社ユースキャンプ(北京開催)」に選抜・採用されました。

2019.07.25

fc3f.jpg2019年7月25日、森山ゼミ「国際活動推進研究会」の横屋透河さん(法学部3年生)が、中国紅十字会、国際赤十字・赤新月社連盟、赤十字国際委員会主催事業の「赤十字・赤新月社ユースキャンプ(北京開催、使用言語:英語)」に選抜・採用されました。

2019年8月11日~18日の間、中国・北京に派遣され、「赤十字・赤新月社ユースキャンプ」 参加者募集要項に定められた以下の事業目的を達成するために参画することになります。

<事業目的>
・赤十字の最前線の活動や国際人道法について学ぶと共に、YABC*のツールキットを用いて、地域で活動することができるピアリーダーを養成する。
※YABCとは*Youth as Agent of Behavioral Change(行動変容の担い手としてのユース)の略で、連盟考案の研修ツールのこと。「2020年向けての戦略」の三つの戦略の一つである、「非暴力文化及び平和の促進」の達成のために、思考、行動、態度を変容させ、個人としての能力を高め、地域の倫理的リーダーとなる若者を育成する目的で考案された。


今回の採用・選抜にあたり、横屋透河さんから寄せられた意気込みは以下のとおりです。

「この度、赤十字・赤新月社が主催するユースキャンプ(北京開催)に参加することになりました。このキャンプは世界各国から参加者を募り、地域の倫理的リーダーとなる人材を育成する目的で開催されます。本プログラムに日本から派遣して頂くことを光栄に思います。まずはこの場をお借りしまして、本プログラムの関係者各位に厚く御礼申し上げます。

本プログラムに応募したきっかけは、『これまでの部活動・課外活動等で取り組んできたボランティアの経験を世界に発信したい』と考えたからです。

このように考えた背景として、赤十字奉仕団員として、国際活動に励んできたことによります。国際活動においては、国境なき医師団として国際社会の最前線で活躍されている医師からの内戦や難民問題に関する知識・経験を取り入れ、訪日外国人とのディスカッションを通じて自身の学びを共有してきました。

所属する法学部では、国際法や英米法といった法学の学びを通じて、国際感覚を磨いてきました。また、法学部派遣選抜留学生としてカナダ・カルガリー大学でも同様の修練を積んできました。

このような、これまで培ってきた国際的知見を実践に昇華させ、地域発展に寄与するGLOCAL人材を目指した自省の好機にしようと考え、応募を決意しました。

上述したリーガル・マインドの諸知見に加え、その表現方法としての言語文化力、さらには赤十字奉仕団員として取り組んできた実践経験を集大成化し、多彩な背景を持つ参加者との協働を通じて『多様な認識の中で共存共栄を誘う』という新しい価値を創造するための学びに発展させます。

そして、本プログラムでは、一つでも多くの学びとなるように励み、そこから得られた知識・経験を活用し、国内外におけるボランティア活動を通した平和社会の発展に貢献する所存です。

最後になりますが、国際的知見・視座を与え続けて頂いている法学部の先生方、本プログラムを応募するにあたってご指導頂いた森山智浩先生、同じ赤十字団員として常に温かいサポートを頂いている吉馴春香さん、日頃から切磋琢磨し合い成長を共有し続けているゼミナールの仲間たちに心より感謝申し上げます。

このプログラムを通じた成果を、赤十字奉仕団員としての平和活動へと昇華させる一方、所属ゼミナール、さらには近畿大学法学部のさらなる発展にも還元できるように、精一杯に努めます。」


今後も、森山ゼミ「国際活動推進研究会」は、ゼミ生自らの主体性のもと、日本と海外との橋渡しになる国際的役割を担う人材育成を進めていきます。

関連リンク
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