森山ゼミ「国際活動推進研究会」の村田愛純さんが、Professional Customer Service Co-op Certificateにおけるバンクーバー国際空港インターンシップ生に採用されました。

2018.03.13

01.jpg森山ゼミ「国際活動推進研究会」の村田愛純さん(法学部4年生)が、Professional Customer Service Co-op Certificateにおけるカナダ・バンクーバー国際空港インターンシップ生に採用されました。 本インターンシップはProfessional Customer Service Certificateを取得するために必要な有給就業課程であり、カナダのように多人種が混合する仕事現場で活躍するため、適切な意思伝達や顧客関係の構築を重要視しながらカスタマーサービススキルを向上させることを目的としたサティフィケイトとなります。


02.jpg村田さんは、VanWest Collegeのケロウナ・キャンパスにてESLの能力を磨いた後、同カレッジのバンクーバー・キャンパスにてアカデミック・クラス(ビジネスマーケティング、ビジネス・異文化コミュニケーションスキル、カスタマーサービススキル)を修業し、同インターンシップ生として採用されました。


03.jpg以下は村田さんからの便りです。 「現在、バンクーバー国際空港(Vancouver International Airport)という舞台に立ち、カレッジで学んだ種々の専門知識を実学に昇華させる取り組みを行なっています。 OJTには想定外の事態に対応できるだけの能力も要求されるため、事前に、ファーストエイド・心肺蘇生法の資格をカナダ赤十字にて取得しました。救急時に少しでも貢献できる人材でありたいという想いによるものです。


04.jpgまた、お客様の様々な趣向に対応できるだけのスキルも身につけておきたいと考え、たとえばリキュール取扱いの資格である "Serving it Right"の取得・リキュールトレーニングへの参加など、ホスピタリティに活きる知識・技能の向上にも勤しみました。 バンクーバーの特徴の1つでもある多文化多人種の混合する現場、さらに空港という特別な空間では、言葉や文化理解に留まらない多様なスキルが要求されます。


お客様のチェックインから飛行機搭乗までの限られた時間を如何に特別なものにできるか、日々試行錯誤していますが、これまで『点』であったものが実務経験を通して『線』になってきているという確信を持っています。 たとえば、異文化間のコミュニケーションには国際人権法の考え方が前提としてありましたし、低・高文脈文化を学ぶ際には国際法全般における国家間の歴史なども関わっていました。 また、日本の法律ではありませんが、空港で働くにあたっては、たばこやアルコールの販売に関してとても厳しく、未成年飲酒禁止法や未成年喫煙禁止法等の刑法系の法律を常に意識しています。さらに、配属先が免税店ということもあり、国ごとの関税法等の税法の知識を活用しています。 2018年5月中のProfessional Customer Service Certificate取得を目指しつつ、少しでも多くのお客様の旅の始まり・終わりに素晴らしい『想い』を抱いて頂けるよう、線になりつつあるこれまでの知識・経験を『面』にも『空間』にも昇華するべく精進して参ります。」 今後も、森山ゼミ「国際活動推進研究会」は、ゼミ生自らの主体性のもと、日本と海外との橋渡しになる国際的役割を担う人材育成を進めていきます。

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