【卒業生インタビュー Vol.2】短大卒業から10年で代表取締役にスピード出世!西岡基さん
2023.06.12
西岡基さん
短期大学部 2013年卒業
IoTマーケティング株式会社 代表取締役社長
日本PCサービス株式会社 インフラ事業本部 インフラ事業部 部長
現在はどのようなお仕事をされていますか?
IoTマーケティング株式会社で代表取締役と、その親会社となる日本PCサービス株式会社の部長を務めています。
私たちの企業では、個人の方や企業様、その他学校向けに、パソコンやタブレットなどIT機器の導入や、システムの運営支援、導入後のサポートやメンテナンスなどを多角的に行っています。最近ではコロナ禍になってリモートワークやZoomなどのオンライン会議ソフトを導入するというケースが多くなり、その関連サポートも増えました。またクラウドを利用したDX推進やGIGAスクール構想に伴う端末導入に関連する業務もおこなっております。また東大阪市の異業種交流グループロダン21にもクラスター企業メンバーとして参加しています。
短大を卒業してわずか10年で社長とはすごいですね、トントン拍子でしたか?
あまり困ったことはありませんでした。はじめはご自宅や会社でご利用のパソコンのセッティングやトラブルシューティングをしていました。その後、東京に行き、家電量販店や様々な企業様との提携などを担当する仕事を経験し、法人に特化した組織としてビジネスソリューション事業部を立ち上げました。部門責任者としてマネジメント業務を行うようになり、今に至ります。
進路を決めたのはいつでしたか?きっかけは?
実はきちんとした就職活動はしていません(笑)もともと人に教えることが好きだったので、数学の先生を目指していました。ただ近大の短大では数学の教員免許が取れないため、塾講師になるつもりでほぼ決めていました。思いつきで卒業直前に、数社だけ面接を受けてみたら、今の会社で内定をもらえたので、お世話になることにしました。たまたまですが、今では、プログラミングを教えることもあります。
短大での学びは、役立っていますか?
2年生の「演習」では黒田先生(2016年退職、現在は近畿大学名誉教授)にお世話になり、情報関連分野のことを勉強していました。これは今の仕事に直結しています。ケガで出席できなかった間、リモートで課題をやりとりしていました。
「秘書実務」で学んだビジネスマナーは、社会に出てからとても役立っています。学生のうちに学んでおくべき内容と思います。社会人になってから、年の離れた上司とのコミュニケーション能力が身についたことにもつながっています。
「マーケティング論」の授業では、先生がコンビニでの販売実例を取り上げられ、実践的な内容を学んだこともよく覚えています。
社会人の立場から見て、近大生はどのようなイメージでしょうか。
近大卒業生の方と仕事をする機会も多いですが、自分なりの考えや想いを持った学生さんが多いと想います。また、例えば初対面の人と集団になって動くといった場面でもエネルギッシュに動ける、メンタルが強いというイメージがあります。今日(取材日)も21号館やアカデミックシアターでの様子を見ていると、多くの学生さんが集まって勉強したり会話したりしている雰囲気がとても良いと思いました。私が短大にいたときにはなかったですが、アカデミックシアターのような学部関係なく多くの人が出入りする場所があるというのが影響しているのかもしれません。
学生時代に取り組んでおけばよかったと思うことはありますか。
E3[e-cube](英語村)でバスケットばかりしていて、キャンパスの他の設備をあまり利用していなかったので、もっと積極的に利用しておけばよかったと思います。私が卒業してから、いろいろと新しい魅力的な施設がたくさんできたので、今の学生さんがうらやましいです。
短期大学部の学生にメッセージをお願いします。
「なぜ?」を考えるための学びの時間が一番あるのが、学生時代だと思います。講義を聞いた内容について、今は理解できなくても卒業してから後々役に立つということがよくあります。
また、社会に出ると学歴よりも実力で評価されることが多くなります。学歴は立派だけれども、ビジネスシーンでのマナーができていなかったり、他人とのコミュニケーションがいまいちという人がいますが、そういう人は正直ちょっとな、と想います。社会に出てからも役立つ実学教育をモットーにした近大で実力をしっかり身につけて、近大生、とくに短大生は、自信を持って社会に飛び出してほしいと想います。
(取材日2023年5月31日、所属・肩書は取材当時)
公認会計士試験に合格!短期大学部OBにインタビューhttps://www.kindai.ac.jp/jc/news/topics/2021/12/034667.html