本学部 建築・デザイン学科小野聡子教授が久留米市にある福岡県農林業総合試験場で「大径木による落し込み板梁の実大実験」を実施

2024.12.04

令和6年(2024年)11月13日(水)、14日(木)、15日(金)、20日(水)の4日間、本学部 建築・デザイン学科小野聡子教授が久留米市にある福岡県農林業総合試験場で「落し込み板梁」の実大実験を実施いたしました。
建築・デザイン学科 小野聡子教授は、これまでに筑豊地区のスギの大径木を利用した『板倉式ユニットハウスの試作(実大サイズ)』、『落し込み壁の実大実験』、『床面の実大実験』、『重ね梁の基礎的実大実験』および『実大サイズによる簡易な 2 階建て建築物の施工検証』を実施してきました。
これらの知見をもとに、新たに本学の学生や地場企業(林業や設計事務所)などとともに、『大径木による梁の実大実験』や『大径木の力学的特性の調査』などを実施しています。今回はその一連の研究の一つとして、「非破壊試験による大径木の力学的特性の調査」および「落し込み板梁の実大実験」を実施しました。この実験により得られた結果を基に考察、協議、検討することにより、地域課題の理解や解決へのアプローチなど質の高い社会的活動および教育の機会を創出する場となります。
なお、これらの研究は「飯塚市大学支援補助金事業」の一環として行われており、様々な SDGsの様々な課題の解決の糸口になることが期待されています。

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                                     大径木を用いた実験の様子