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ニュースリリース

医学部附属病院に最新鋭の手術支援ロボット"ダ・ヴィンチ"を導入

2014年1月22日

近畿大学医学部附属病院 (大阪府大阪狭山市)では、最新鋭の手術支援ロボット"ダ・ヴィンチ"を導入し、平成26年(2014年)2月12日(水)より稼働します。ダ・ヴィンチは遠隔操作型の内視鏡下手術支援ロボットで、日本では平成24年(2012年)4月に前立腺がんの摘出手術において初めて保険適用されています。国内における前立腺がんの患者数は増加の一途をたどっていますが、ダ・ヴィンチの導入により、患者により安心で負担の軽い施術を行うことができるようになります。

【当院におけるダ・ヴィンチ導入の背景について】

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近畿大学医学部附属病院は、平成21年(2009年)に河内地域における地域がん診療連携拠点病院に認定されており、がんの治療に関してトップクラスの実績を持つ病院として知られています。ダ・ヴィンチが日本でも普及し始める中で、当院としてもより安全で質が高く患者に優しい手術をすでに保険適応されている前立腺がんのみならず、ほかのがん治療でも行うべく、ダ・ヴィンチの導入を決定しました。

【今後の展望について】

ダ・ヴィンチを用いた婦人科悪性腫瘍の手術を行うことができるのは、関西では当院産婦人科学教室教授の万代 昌紀(まんだい まさき)のみであり、婦人科領域におけるロボット手術の発展と普及を目指します。婦人科・消化器外科の領域においては、より多くの患者がダ・ヴィンチ手術を受けることができる環境を作るため、先進医療の承認を目指して、病院負担での施術を実施していきます。保険適用外の手術は患者負担となりますが、先進医療の承認を受けると混合診療が可能となり患者の費用負担が軽減されます。

【若手育成について】

大学病院の役割として、治療だけでなく、若手外科医や研修医がロボット手術の技術を習得できるよう、教育の面でも活用します。各種シミュレーターを完備した施設を設け、術者がロボット手術を効率的に習得できるようサポートします。

≪参考資料≫

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●婦人科学教室教授 万代 昌紀(まんだい まさき) 経歴
平成25年(2013年)1月から現職。以前在籍していた京都大学時代からダ・ヴィンチを用いた手術に携わっており、婦人科学会ではダ・ヴィンチの第一人者として知られ、また全国の医療機関からはダ・ヴィンチを用いた手術の指導者として招聘されています。関西で婦人科悪性腫瘍の手術をダ・ヴィンチで行えるのは万代だけです。また、広汎子宮全摘術をダ・ヴィンチで行えるのは、日本では万代を含め2人だけとなっています。

●ロボット手術について
ダ・ヴィンチなどのロボットを用いた手術の特徴としては、従来の開腹術と比較して患者への負担が小さく(低侵襲)、出血量も少ないため入院日数が少なくてすむと言われています。また、一般的な腹腔鏡手術よりも術者の上達スピードが速いと言われており、今後ますます広範囲における活用が期待されています。

●ダ・ヴィンチについて
ダ・ヴィンチは1990年代に米国にて開発されて以降、世界中で導入が進んでおり、平成26年(2014年)1月22日現在、国内では154台、大阪では15台導入されています。今回近畿大学医学部附属病院で導入する機種は、最新のダ・ヴィンチ Si サージカルシステム デュアルタイプ(税込378,000,000円)です。
ダ・ヴィンチは7つの関節を持ち動きの自由度が高く、直観的で正確な操作感があるため、人間の手だとどうしても生じうる手振れや誤作動を防ぐことができます。また、ダ・ヴィンチの先端に設置された小型カメラにより、人の手では届かないような患部を撮影したり、撮影した画像を拡大することで詳しく症状をとらえたりすることができます。

●近畿大学医学部附属病院について
「人に愛され、信頼され、尊敬される人を育成する」という近畿大学初代総長・世耕弘一の教育理念のもと、大学病院として昭和50年(1975年)5月に開院。その後、平成6年(1994年)1月には高度の先進医療を行う特定機能病院として厚生省(現在の厚生労働省)から認定され、平成16年(2004年)6月には日本医療機能評価機構から施設認定を受けました。さらに平成19年(2007年)4月には治験拠点病院、平成21年(2009年)4月には地域がん診療連携拠点病院に指定されており、がん診療や治験における重要な拠点として位置付けされており、病床数は平成26年(2014年)1月22日現在で933床を有します。
また、教育機関としても南大阪地区における唯一の医学部として大きな役割を担っており、医学部の開学以来、医師として活躍する卒業生は2,500人を超えます。

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