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ニュースリリース

7/17(水) iPad®公開授業 近畿大学附属高等学校にて実施

2013年7月17日

近畿大学附属高等学校 (大阪府東大阪市、学校長:岡﨑忠秀)では、iPad®を平成25年度(2013年度)新入生1,048人全員に導入し、授業や高校生活において活用しています。1,000人を超える学年全員に対しひとり一台のiPad®を導入することは、国内の高校では初となります。

■近畿大学附属高等学校の教育ビジョン

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近畿大学附属高等学校ではグローバル化社会において、基礎学力、語学力、人としての魅力の3つの資質が必要であると考えており、今回のiPad®導入はその強力なサポートツールになると考えています。

基礎学力向上の一環として、このiPad®を利用した反転授業※1を実施しており、実際の授業では理解度テスト、演習問題や生徒同士のディスカッションなど応用を中心に行います。生徒たちの理解度に応じて教員側も授業方法や速度を調節できるため、効率よく授業を進めることが可能になりました。

中でも英語の授業では、事前に英文や発音を予習してくることで、学校での授業を英語で行うことが可能になりました。自宅でiPad®を用いた英文のリスニングをする際には、レベルに応じてスピードを調節し、聞き取れなかったところは再度聞くことも可能で、それぞれのペースで語学力を強化することができます。

総合学習では、自分の思いを表現した言葉と画像をまとめた作品や、家族のためにお弁当を作り、その写真と家族への感謝の気持ちを書き込んだ作品を、iPad®で作成してプレゼンテ-ションを行うなど、豊かな心を育てるとともに、発表力のスキルアップも図っています。

また、iPad®にはCyber Campus※2という学内ポータルサイトが搭載されています。「文書ライブラリ」では教材プリントだけでなく高校入学時の想いや決意などを残すことができますし、「掲示板」では勉強中にわからない問題の質問をあげるとそれに他の生徒が答えるなど、コミュニケーションの場としても運用されています。地震などの緊急時には、情報交換ツールにもなり得ます。このようなiPad®の活用によりコミュニケーションが促進されることで、人間としての魅力醸成にも繋がることが期待されます。

◆ iPad®は、米国Apple,Inc.の商標登録です。

■iPad®導入の背景と今後の展望について

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前記のような教育ビジョンをもとに、近畿大学附属高等学校では生徒一人ひとりに(one to one)iPad®を導入することを決定。平成24年(2012年)12月、まずは教員にiPad®を配布し、講習会を開催。iPad®の基本的な使い方を教員自身が理解することから始まり、会議では授業や生活シーンでどう活用するかという話題にまで話が及びました。そして平成25年(2013年)4月、新入生の入学と同時に生徒にiPad®が配布されました。

今後は、教員側のスキルアップやコンテンツの充実を図り、反転授業に代表されるiPad®を利用した授業の進化に努めます。

学校法人近畿大学には東大阪以外にも6つの附属高校がありますが、生徒から評価の高い教員の授業をデータ化すれば他の附属高校の生徒も閲覧可能になり、学校法人全体における教育水準向上の可能性も含んでいます。

※1 反転授業
教室で講義を受け、家庭で復習するスタイルとは反対に、家庭で動画による講義を受け、教室では理解度テストや演習問題、ディスカッションなどを主とするスタイルの授業。家庭での予習においてiPad®を使用することで、理科の現象などを動画で表現したり、外国語のリスニングの速度を調整したりと、生徒が理解するまで何度も確認することができる。その分授業時間には従来の講義ではなく、理解度テストやディスカッション、プレゼンテーションなど応用中心の授業を展開することができる。
近年コーセラ(coursera)やエデックス(edX)に代表される、ムーク(MOOC:Massive Open Online Course、海外大学の大規模オンライン講座)の話題性が高まっているが、ここでも講義の動画を見た後にディスカッションに参加する、反転授業のスタイルとなっているものが多い。世界中の講義がWebで受講できるだけでなくその教育効果の高さからも注目されている。

※2 Cyber Campus
今回のiPad®導入を受け、近畿大学附属高等学校ではCyber Campusという学内ポータルサイトを導入。授業や実験などの動画教材、テストの模範解答や課題プリント、夏休みの宿題などが配信される他、NHK高校講座の視聴や学習コミュニティなどの作成・参加も可能。
また、お知らせ機能や掲示板機能、メッセージ機能など学業のみならず、高校生活に関するイベント開催・情報交換などにも使用できるようになっている。

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