近畿大学の提案した「エネマネRハウス」が完成しました(大学対抗建築コンペ-エネマネハウス2017)。一般公開が始まります!

2017.11.30

近畿大学は、一次エネルギー消費量ゼロの家を提案する大学対抗建築コンペ「エネマネハウス2017」に挑戦しています。本学の提案する「ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)※」のモデル住宅「エネマネRハウス」がこのたび完成しました。一次審査を通過した5チームのうちの一つとして、大阪駅前・うめきたサザンパーク(うめきた2期B区域)で平成29年(2017年)12月2日(土)から一般公開します(FLYER.pdf )。
学生たちが考え抜き、設計・建築したZEHモデル住宅を会場にお越しのうえ、是非体感してください。
※ZEHとは、省エネに加えて太陽光発電などの創エネにより、住宅の年間エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにする住宅のことです。

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【エネマネハウス概要】
「エネマネハウス」とは、ゼロエネルギー住宅(エネマネハウス)の普及を目的に平成25年(2013年)から開始された大学対抗建築コンペです。第3回目の今回は「"LIFE DESIGN INNOVATION"~住まい・コミュニティーに多様な新しい価値を創造する~」をテーマに初の大阪開催となり、実際に建築するプロジェクトを決定するためのコンペの結果、近畿大学、京都大学、首都大学東京、武庫川女子大学、早稲田大学・芝浦工業大学の5案が採択されました。
うめきたサザンパーク(うめきた2期B区域)にモデルハウスを建築し、エネルギー消費量や発電量、室温や湿度、昼光率などを実証・測定します。また、展示期間中は、建築されたモデルハウスの内部を一般の方に公開します。この後、12月2日(土)から12月17日(日)まで一般公開を行い、12月16日(土)には、5つのモデルハウスの中から最優秀賞が決定します。

【エネマネRハウスの特徴】
近畿大学が提案する「エネマネRハウス ―窓辺のカートリッジとルームガーデンで生まれ変わるすまいとコミュニティー」は、建築学部教授の松岡聡をプロジェクトリーダーとし、既存住宅のリノベーション(Renovation)によって、思い出の空間を継承しながら高性能で創造的な暮らしを比較的廉価に提供します。少子高齢化社会において子供が独立した後のリタイア世代の住み替え問題、空き家問題の解決策として、居住者が少なくなり持て余した大きな住宅をリノベーションによって居住スペースとそれ以外の区画に分け、居住スペースのみを超高断熱化することで一次エネルギー消費量ゼロを実現します。
●居住スペースをカートリッジで超高断熱化し、空きスペースをルームガーデン等に活用
●家庭用燃料電池「エネファーム」が生み出す電気、熱、二酸化炭素によるトリジェネレーションシステムを
用い、屋内のルームガーデンでサツマイモを栽培
●リノベーションションであるため、新築工事と比べて二酸化炭素の発生量を抑制
●増築するカートリッジが隣家や道路に近くなることで、新たなコミュニティーを形成

【一般公開概要】FLYER.pdf
 日  時:2017年12月2日(土)~12月17日(日)10:00~16:30
      ※12/2・16は13:30~16:30、12/17は10:00~14:00
 会  場:大阪府大阪市うめきたサザンパーク(うめきた2期B工区)
     (大阪市北区大深町1-25、JR「大阪駅」、阪急「梅田駅」から徒歩約3分)
 対  象:一般の方(入場無料、申込不要)
 お問合せ:エネマネハウス2017事務局 E-MAIL:info@enemanehouse.jp
 

【関連リンク】
・近大チームがゼロエネルギー住宅で大学対抗建築コンペに出場「エネマネハウス2017」で優勝を競う
・大学対抗建築コンペ「エネマネハウス2017」 うめきた2期区域でゼロエネルギー住宅を一般公開
・12/2(土)、12/9(土)放送 BSフジ「一滴の向こう側」近畿大学生物理工学部 サツマイモ収穫祭の様子を紹介