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高速ゲルパーミエーションクロマトグラフ
東ソー株式会社製 HLC-8320
架橋ポリスチレンカラムを用いてオリゴマー~高分子にわたる各種化合物を分子サイズに応じて分離・検出し、それらの分子量の相対的な大小および分子量分布を迅速に測定できる装置です。検出は屈折率とUVどちらでも可能です。さらにオートサンプラーを備えており、多数のサンプルの自動分析が可能です。2015年11月に設置されました。
DART–TOFMS質量分析計
日本電子株式会社 JMS-T100LP AccuTOF LC-plus
DART-TOFMS質量分析計は、前処理が不要で、大気圧下での直接分析が可能なイオン源であるDART(Direct Analysisin Real Time)と飛行時間質量分析計(TOFMS)を組み合わせた装置です。高分解能にて精密質量(ミリマス)測定が可能で、測定結果より有機化合物の構成元素の組成推定が可能です。2015年3月に設置されました。
大気圧型グローブボックス
株式会社 UNICO UL-1300A
グローブボックス内を不活性ガス(乾燥窒素)で満たすことで、酸素や水の影響を除外した環境下で太陽電池の作製や評価が行えます。真空蒸着装置と接続することも可能です。2015年3月に設置されました。
ゼータ電位・粒子径・分子量測定装置
Malvern社製 ゼータサイザーナノZSP
ゼータサイザーナノZSPは溶液中に分散した微粒子の粒子径、ゼータ電位、分子量を測定するための装置です。粒子径に関しては動的光散乱法(DLS法)を用い、ブラウン運動の速度(拡散係数)から、ストークスアインシュタイン方程式を用いて粒子径を計算します。本装置では0.3 nmから10μmの粒子径を簡便に測定することができます。また、ゼータ電位は粒子の静電的な反発力の指標として、分散の安定性評価や粒子の表面状態を簡便に推測する方法として広く用いられています。本装置では、粒子にレーザー光を照射し、その散乱光周波数変化から電気泳動移動度を求め、ヘンリーの式を用いてゼータ電位を算出します。
テラヘルツ時間領域分光装置
株式会社アドバンテスト TAS7400SU
テラヘルツ分光システムは0.5〜7 THz領域の電磁波に対する物質の応答を検出するための装置です。従来の赤外分光装置よりエネルギーの低い20〜250 cm-1の領域で吸収スペクトルを得ることにより、分子の低振動数振動モードの検出や結晶中に配列した分子の分子間振動を検出することができます。これにより、分子間相互作用の観点から結晶構造の特徴を実験的に捉え、物質に期待されるさまざまな機能の先鋭化に利用します。
多波長照射分光器
分光計器株式会社 MM-3PK
本装置は波長220 nm~520 nm、400 nm~700 nmのそれぞれの波長を多数の試料に同時に照射することができます。光源にXeランプ300 Wを使用し、紫外部から可視部まで強い連続光を放射します。それぞれの波長における光化学反応および光触媒反応の効率(量子収率等)を効率的に測定することができます。また、光ファイバーを用いて最大6波長の光を取り出し、写真手前にある反応ボックス(6個)内で各種実験を実施することができます。2015年3月に設置されました。
オプトデジタルマイクロスコープ
オリンパス社製 DSX510
さまざまに合成した錯体の結晶や高分子のかたちをカラー映像で拡大観察し、画像として保存することができる光学顕微鏡です。明視野(BF)、暗視野(DF)、微分干渉(DIC)、簡易偏光(PO)などの観察モードを備え、コントラストの低い試料でもその形状を明確に捉えることが可能です。電動ステージと画像処理の組み合わせで、被写界深度の大きな試料でも全体にピントの合った画像を取得することができます。試料の大きさや段差を画面上で測定できる計測機能も備えています。2015年12月に設置されました。
円偏光ルミネッセンス測定システム
日本分光製 CPL-300
円偏光二色性(CD)測定からは、基底状態の分子のキラリティを知ることができます。一方、円偏光発光(CPL)測定によって、励起分子のキラリティ情報が得られます。そのため、CPLスペクトルを測定することによって、励起分子の安定構造やそのふるまい、さらには、励起状態を経由する化学反応の情報を得ることができます。光学活性有機発光体、光学活性希土類錯体、タンパク質などが測定対象化合物となります。(2015年12月設置)
波長可変レーザーシステム
スペクトラ・フィジックス社製 VersaScan OPO-SHG/SFG / INDI40
紫外から可視さらには近赤外領域に及ぶ幅広い範囲の光を波長ごとに取り出すことができるナノ秒パルス光源です(調整可能な範囲:206 nm - 2630 nm)。種々の分光器や真空装置ならびに計測機器と組み合わせることにより、共鳴ラマン分光、レーザー誘起蛍光、蛍光寿命測定から共鳴多光子イオン化質量分析に至るまで、分子性材料の光物性解析における多様な実験に対応します。2016年1月に設置されました。