近畿大学HOME≫人権問題研究所≫2.所属教員紹介 北口 末広
北口 末広(キタグチ スエヒロ)
「京都大学大学院法学研究科修士課程修了。」
専門は、国際法・国際人権法・人権論・部落問題論で、特に社会の進歩、科学技術の進歩によって変化・発展する人権概念をどのように捉えるのかということに強い関心を持っています。 現在、人権問題研究所特任主任教授を務め、人権委員会副委員長として学内の人権政策全般を推進しています。 学外活動としては、三重県四日市市同和行政推進審議会委員、(一財)おおさか人材雇用開発人権センター副理事長、(一財)アジア・太平洋人権情報センター顧問、(特定非営利活動法人)ニューメディア人権機構理事長をはじめとして、学外団体における社会的な活動も重視しています。
その他リンク
「自 著」
- 「ネット暴発する部落差別−部落差別解消推進法の理念を具体化せよ」 2019年
- 「激変する社会と差別撤廃論−部落解放運動の再構築のために」 2019年
- 「科学技術の進歩と人権−IT革命・ゲノム革命・人口変動をふまえて」 2019年
- 「ゆがむメディアゆがむ社会−ポピュリズムの時代をふまえて」 2019年
「共 著」
- 「ガイドブック部落差別解消推進法」 2017年
「研究テーマ」
- 「アジア・太平洋地域における国際人権保障システムの在り方」
- 「部落差別の現状と課題」
- 「人権相談システムの在り方・機能・役割」
- 「科学技術の進歩と人権」
- 「同和行政・人権行政の概念整理」
- 「情報リテラシー・メディアリテラシー」
「趣 味」
- 水泳、スキー、スキューバー、映画鑑賞
「座右の銘」
- 「人は理想を失うとき初めて老いる」(サムエル・ウルマン)
「学生へのメッセージ」
- 電子工学、情報工学の急速な進歩とともに情報化社会が加速し、急速な環境変化によって世界観が変わり、世界観の変化がさらに情報環境を変え、ますます世界観も変わるということが起こっています。こうした時代環境にあるからこそ人権実現や環境保護といった普遍的価値に関心を持っていただきたいと思います。 社会に生起する多くの人権侵害を克服するための学びは実に興味深く自身の能力を高めることになるといえます。 かつて世界的な教育学者パウロ・フレイレは「聞くだけでは忘れる。見たら記憶する。行ったら理解する」といった後「自身で見つけたらそれを使うことができる」と述べました。大学生活の間に人権に関する多くのことを見つけていただきたいと思います。