30周年記念事業(平成30年度実施)
「文芸福幸(ふっこう):21世紀の近大ルネサンス」
- 近畿大学文芸学部は、平成30(2018)年度に設立30周年を迎えました。
そこで、平成30年度の1年間をかけて、文芸学部設立30周年記念事業を行うことにいたしました。
テーマは「文芸福幸(ふっこう):21世紀の近大ルネサンス」です。 - 文芸学部は、人間の「真の幸福」を悩みながら追求し、自由に想像力を膨らませつつ、
心豊かな社会の創造に貢献できる人材を育てる学部です。文学・芸術・文化・歴史がそのキーワードです。
現代社会において、人間の幸福を真剣に探求することは、近畿大学が掲げる「実学」の大切な一部です。 - 文芸復興:文芸学部設立30周年の機会に、文芸学部のこれまでの足跡を振り返りつつ、
現在とこれからの新しい文芸学部の目指すところをイベント・展示等とこのHPで表現してみました。
設立以来文芸学部には数々の著名な先生方も関わってきており、
30周年は原点を踏まえた新しい文芸学部の出発点です。
30周年記念事業スケジュール
① オープニングセレモニー
- 日時
- 平成30年8月25日(土)12時55分
- 場所
- アカデミック・シアターのエントランス前広場
- 内容
- 文芸学部30周年記念事業の始まりを宣言するイベント(フラッシュモブ)を開催します。
② 展示会『文字と書物の世界-羊皮紙・パピルス・和紙』
- 日時
- 平成30年8月25日(土)~平成30年9月23日(日)
- 場所
- アカデミック・シアター1階リフレッシュルーム
- 内容
- 近畿大学中央図書館とコラボした、文字と書物の歴史を探る展示会です。展示ではみなさんにパピルス・羊皮紙・和紙に実際に触わっていただき書写材料の特質に迫ります。巻物から冊子へと形を変える書物の世界を覗いてみましょう。
③ 『文化デザイン学科×東大阪市都市ブランディング映像』上映
- 日時
- 平成30年8月25日(土)13時~16時
26日(日)11時~16時 - 場所
- アカデミック・シアター2階 デザインラボ(ACT322)
- 内容
- デザインラボより大型ディスプレイを使い、30周年記念ロゴマークや学生、教員によるロトスコープアニメーションやスライドショー作品を上映。また東大阪書体によるタグラインを新作発表します。産官学に取り組む新学科の成果を編集して映像表現します。
④ ④A 展示会『文芸学部クロニクル』
- 日時
- 平成30年5月~平成31年3月23日(土)
- 場所
- アカデミック・シアター2階ACT-121
- 内容
- 文芸学部の歴史を、年表でわかりやすく表した展示です。平成元年に設立されて以来、文芸学部では、文学者・アーティスト・各種分野の研究者を含めて、数々の著名でユニークな先生方が活躍してきました。
④ ④B 展示会『古代の東大阪』
- 日時
- 平成30年5月~平成31年3月23日(土)
- 場所
- アカデミック・シアター2階ACT-121
- 内容
- 近畿大学東大阪キャンパスは古代の遺跡に囲まれており、校地内に2カ所の遺跡もあれば、近くの市内に有名な史跡もあります。校地内から出土した古代の遺物(実物が見られます)や東大阪市の古代の歴史について、会期中に内容を変えながら展示・解説します。
⑤ VR体験イベント『河内寺廃寺が近大アクトに蘇る!』
- 日時
- 平成30年10月12日(金)・13日(土)いずれも10:00~16:30
- 場所
- アカデミック・シアター1階ACT-116
- 内容
- 東大阪市内で発掘された「河内寺廃寺」は、7世紀に建立された古代の寺院跡です。現在は国の史跡に指定され、史跡公園として保存されています。河内寺廃寺が建てられた頃にはどのような姿であったのか、発掘調査の風景や研究から復元された姿をVRで近畿大学に蘇らせます。
⑥ ⑥A 展覧会 造形芸術『AAA(Art Activity in ACT)プロジェクト』
- 日時
- 平成30年5月~平成30年12月
- 場所
- アカデミック・シアター1階ACT-313
- 内容
- 文芸学部芸術学科造形芸術専攻の教員・在学生・卒業生及びの造形芸術専攻とゆかりのある海外作家の作品を展示します。
(5月/教員作品展、6~7月/ゼミ紹介展とアートワークショップ、9月/4回生選抜展、10月/卒業生作品展、11~12月/ゼミ作品展)
⑥ ⑥B 展覧会+表彰式『高校生によるポストカードのイラスト展』
- 日時
- 平成30年8月25日(土)~平成30年9月8日(土)
- 場所
- アカデミック・シアター1階ACT-313
- 内容
- 高校生から、ポストカードのイラストを公募しました。応募作品のコンテストを行い、8月25日に表彰式を行います。受賞作品は9月8日まで、展示されます。
近畿大学東大阪キャンパス シンポジウム&トーク
『文芸学部設立30周年記念連続シンポジウム&トーク:文芸学部の歴史をたずね未来をつくる』
⑦ ⑦A シンポジウム『小説家後藤明生と文芸学部の理念』
- 日時
- 平成30年9月29日(土)15時~17時
- 場所
- 後日告知
- パネリスト
- 島田雅彦(作家、元教授)、
いとうせいこう(作家、クリエーター、元教授)、
奥泉光(作家、教授) - モデレーター
- 桒原丈和(教授)
- 内容
- 戦後日本文学を代表する小説家の一人、後藤明生(1932-1999)は、近畿大学文芸学部の設立にあたって教授に就任。93年から99年に急逝するまで学部長を務め、「超ジャンル」の理念を掲げるなど、文芸学部の礎を築いた。『後藤明生コレクション』(全5巻、国書刊行会)の編集にも携わった3人の作家が、その作品の魅力と教育者としての功績を語ります。
⑦ ⑦B シンポジウム『日本近代の〈知〉と大学』
- 日時
- 平成30年10月16日(火)15時~17時
- 場所
- 1号館ラーニングコモンズ
- パネリスト
- 綱澤満昭(名誉教授、元姫路大学学長)、
絓秀実(元教授、文芸評論家)、
髙宮いづみ(教授、副学長) - モデレーター
- 中島一夫(教授、文芸評論家)
- 内容
- 「危機」が語られ、「改革」を求められるなか、いま大学はどうあるべきか。文芸学部の歴史を振り返りつつ、近代日本の思想を検証することを通して考えます。
⑦ ⑦C 講演会『近畿大学と民俗学』
- タイトル
- 『近畿大学と民俗学』
- 講師
- 野本寛一(名誉教授、民俗学者、文化功労者)
- 日時
- 平成30年11月13日(火)15時~16時30分
- 場所
- 2号館実学ホール
- モデレーター
- 藤井弘章(教授)
- 内容
- 近畿大学の「民俗学研究所」は、西日本の民俗学の拠点となっている。研究所の初代所長・谷川健一氏、2代目所長・野本寛一氏はともに文化功労者として国から顕彰された。とくに、野本寛一氏は環境民俗学を提唱したことで知られており、叙勲もされている。研究所設立の経緯から、文芸学部での民俗学教育に至るまで、近畿大学における民俗学の発展について、民俗学の魅力についてもまじえながら、野本寛一名誉教授に語っていただきます。
⑦ ⑦D トーク①『現代文学を語る、近畿大学で語る』
- 日時
- 平成30年10月31日(水)15時~16時30分
- 場所
- 1号館ラーニングコモンズ
- 登壇者
- 松浦理英子(作家、元教授)、
江南亜美子(書評家、非常勤講師、卒業生)、
雛倉さりえ(作家、卒業生)、
谷崎由依(作家、准教授) - 内容
- 1978年のデビュー以降、現代文学の最前線で注目作を発表し続けてきた作家の松浦理英子氏をゲストに迎え、現代文学を専門とする文芸学部教員・卒業生とのトークを通して文学の今、そしてこれからを語る。
⑦ ⑦E トーク②『創作の現場』
- 日時
- 平成30年11月20日(火)15時~16時30分
- 場所
- A館301
- 登壇者
- 栗栖直也(アニメクリエイター、卒業生)、
向井正一(造形作家、非常勤講師、卒業生) - 内容
- 世界で活躍する2人の卒業生によるアーチストトーク。
栗栖直也(シュトゥットガルト・アニメーション国際映画祭長編部門ノミネート多数。アメリカ等6ヵ国で上映)
向井正一(ベビテクターシリーズでHello Kitty、マジンガーZとコラボ。台湾等世界6ヵ国で古典、アートフェアで作品発表)
⑦ ⑦F トーク③『縁げき論〜舞台づくりの未来形〜』
- 日時
- 平成30年11月27日(火)15時~16時30分
- 場所
- 2号館実学ホール
- 登壇者
- 福谷圭祐(「匿名劇壇」劇作家・演出家・俳優、卒業生)、
土橋淳志(「A級MissingLink」劇作家・演出家、非常勤講師、商経学部卒業生)、
水沼健(「壁ノ花団」代表、劇作家・演出家・俳優、准教授)、
梅山いつき(司会)(講師) - 内容
- 文芸学部教員・卒業生の劇団主宰者による、舞台の今と未来のための「縁についての劇/激論」
近畿大学東大阪キャンパス アカデミックシアター以外でのイベント
⑧ ダンスパフォーマンス『イマジネーションレコード』矢内原美邦 振付・演出
- 日時
- 平成30年10月5日(金)19時~
6日(土)14時~ - 場所
- 11月ホール大ホール
- 内容
- コンテンポラリーダンスの振付家として世界的に活躍する、文芸学部舞台芸術専攻准教授矢内原美邦の振付・演出によるダンス作品を上演します。この作品は、矢内原美邦のダンス・カンパニーであるニブロール結成20周年のために2017年に創作された作品で、今回は舞台芸術専攻生も加わったメンバーで上演します。
⑨ 演劇公演『ニューヘアスタイルイズグッド』水沼健 作・演出
- 日時
- 平成30年10月19日(金)19時30分~
20日(土)15時~ - 場所
- 11月ホール大ホール舞台上特設ステージ
- 内容
- 文芸学部舞台芸術専攻教員の水沼健の作・演出による作品を上映します。水沼健は、関西の現代演劇シーンにおいて、気鋭の劇作家・演出家として活躍しています。2012年に水沼健の主宰する劇団「壁ノ花団」で上演された高く評価された作品で、今回も水沼健演出で「壁ノ花団」が上演します。
⑩ 音楽コンサート『楽演祭』
- 日時
- 平成30年11月6日(火)18時30分開場、19時開演
- 場所
- 11月ホール大ホール
- 内容
- 「楽演祭」は別冊カドカワと一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)が協同して立ち上げた“エデュテインメント”(エンターテインメント+エデュケーション)を通じて音楽の楽しさを体感できる産学共同イベントです。今回は創設30周年を迎える近畿大学(文芸学部)と組み、KANと(後日リリース)の2アーティストを迎え「音楽のつくり方」をテーマとして、講義と演奏をまじえながらライブ形式で展開します。「ピアノでの作曲とギターでの作曲の違い」、「歌詞とメロディの関係性」、「ジャケットデザインの妙」などなど…普段聞くことのない「ミュージシャンが語る音楽をつくる魅力」をアーティストの実演を通してわかりやすく伝えます。
⑪ 文芸学部同窓会
- 日時
- 平成30年10月20日(土)11時~13時
- 場所
- ブロッサムカフェ
- 内容
- 文芸学部の卒業生が集まって、同窓会を開きます。卒業生に近大マグロを試食していただきます。
東大阪市内の学外イベント
⑫ 展覧会 『近大芸術 30th』
- 日時
- 平成30年10月17日(水)~21日(日)10時~17時(最終日は16時まで)
- 場所
- 東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6-7-22)
- 内容
- 造形芸術専攻とゆかりのある海外アーティストの作品を含めた造形芸術専攻の教員、卒業生による作品展を開催します。
⑬ イベント 『歴史とアートの体験イベント at 河内寺廃寺史跡公園』
- 日時
- 平成30年11月4日(日)12時~14時
- 場所
- 河内寺廃寺史跡公園(東大阪市河内町7)
- 内容
- 河内寺廃寺の史跡公園で、秋の「ひょうたん山夢街道まつり」に合わせ、地域の人々との交流を目的にコンテンポラリーダンスや踊り念仏など歴史を超えたパフォーマンスイベントを開催。また、体験イベントとして、東大阪ものづくり企業によるミニ鏡製作や、学生による楽器づくりを同時開催します。
文芸学部クロニクル
文芸学部の30年の歴史を一目で捉えられるように、クロノロジカル・ダイアグラム(年代的図表)のかたちで表し、
パネルで展示をします。各学科・専攻の歴史、歴代教員の変遷など、文芸学部の30年の歩みを文字と写真を通して思い出していただければ幸いです。