第14回私法研究会が開催されました。
2022.07.27
2022年7月27日、第14回近畿大学私法研究会がオンラインで開催されました。
今回は、小橋馨教授から「特許権侵害訴訟における損害額の算定ー算定方法の併用と特許法改正ー」というタイトルで報告がなされました。
特許権侵害における損害額の推定について定めた特許法102条について、昭和34年の現行特許法制定時から平成10年改正を経て、令和元年改正までの沿革を学説・判例とともに丹念に整理し、今後、現在の条文のもとで判断が示される判決の理論構成がどのようなものになるかその方向性までをも包含する内容でした。
知的財産法はもちろん、民法や保険法・会社法を専攻する法学部の研究者に加え、経営学部、さらには他大学の研究者も参加し、多角的かつ深い議論が交わされました。