国際コースにおいて「本学海外インターンシップ、交換留学体験報告会」が開催されました。2018.10.25

2018.10.25

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2018年10月25日、国際コースにて、「本学海外インターンシップ、交換留学」を経験した法学部生による報告会が開催されました。

<報告者>

法学部3年生 阪井海歩さん:夏期インターンシップ生(於 インド)

法学部4年生 瀧本爽香さん:トリア単科大学交換留学生(於 ドイツ)

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阪井さんは、現地インドでの企業ミッションを通して「先入観に囚われないキャリア構築」の重要性を説明する一方、瀧本さんからは、ドイツでの学術活動を踏まえた「グローバル社会における未来志向としての日本人のあり方」が論じられました。

報告会終了後も個別の質疑応答が多数続くなど、国際マインド獲得に情熱を注ぐ参加学生によって熱気溢れる空間となりました。

参加した学生からは以下の感想が寄せられ、新しい人材を育成する場へと昇華しています。

「以前から関心を抱いていた海外インターンシップと長期海外留学について、実際に経験してこられたお二人から直に体験談をお伺いすることができたこの機会をとてもありがたく感じています。

まず、インドに3週間インターンシップに行かれて、内定を頂いたという阪井さんのご講演について、自信に満ち溢れた姿を見るだけで、インターンに行ってよかったという気持ちが伝わってきました。3週間という短い期間の間に、インドを楽しむことはもちろん、グループにおける自分のポジションを把握し、さらには同じグループの方に積極的に指示を出されるなど、限られた期間だからこそたくさんのことを身につけようとし、それを実践されてきた取り組みにとても心が揺さぶられました。

他方、交換留学でドイツに行かれていた瀧本さんはそのお姿を拝見するだけで『多くの国々から集まる学生達と学術研究活動の中で切磋琢磨し続けるとここまで素敵な人材になれるのか』と感動さえ覚えるほどの衝撃でした。私自身、アファーマティブアクションも含めた移民社会の研究をさらに進めたく、元々はカナダに興味を持っていたのですが、EUにおけるドイツの現状を直に体感されてきた瀧本さんのお話をお伺いし、学際的な観点からもっと視野を広げなければならないと深く自省する貴重な機会となりました。

お二方のお話に共通していたことは『自身の足で現地を訪ね、自身の目で現場を確認する』という直接体験の重要性についてでした。近年、『コミュニケーション能力』の必要性が問われて久しいですが、その実体が感じられない主張には疑問を抱いていました。しかしながら、お二人のお話をお伺いして、その実像の一端として『相手・現場の求めるものを察知・分析する』、ひいてはその前提として『その要求に応えるだけの準備を行っておく』という基礎が不可欠であることを再認識しました。お二方のお姿に勇気をもらい、また、今後の留学・海外インターンシップに対するイメージが明るいものになり、より一層参加したい意欲が強まりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。」

法学部3年生 井上恋桜さん)