森山ゼミにて、キャリア講演会が開催されました。

2018.06.20

01.jpg2018年6月20日、鈴木仁氏(本学キャリアセンター次長、本学法学部OB)を講師に招き、森山ゼミ生を対象としたキャリア講演会が開催されました。 同氏の講演会は6年目を迎えましたが、強力なサポート体制の下、これまで多くの卒業生が各々の希望進路を叶えてきました。


02.jpg「これからの社会が求める人材とは・・・」をテーマに、「過去歴にこだわるだけでなく、未来予想図から自身の位置づけを逆算的に明確にする」という議論が展開され、聴講生が思いのたけをぶつける熱気溢れる場となりました。
聴講者からは以下の感想が寄せられ、新しい人材を育成する場へと昇華しています。


「約1時間半に渡る今回のご講演によって知識・実践いずれの面からも非常に濃密な時間を過ごすことができ、すべてのお話が人生観を変える大きなターニング・ポイントとなりました。

その中でも特に印象的だったことは、今後10年先を見据えた上で未来社会の構図を意識する方法論とそれを実践する有用性についてです。

このトピックを徹底的に議論するグループワークの中で、想定構図から逆算的に捉えられる各企業の位置づけ、そして、その位置づけから逆算的に求められる個々のあり方を見つめ直すことができました。

鈴木さんのお話はためになることばかりであっという間の90分でしたが、まだまだお話をお伺いしたいと思い、講演会後には私も含めた多くのゼミ生が質問の列を作ることになりました。

それでも、一人ひとり熱心にお答えいただき本当に嬉しく思いました。私は最終目標としているJICAに関して質問させて頂き、『小さなことでも必ず繋がる』というアドバイスを賜ったことで目標達成に向けた一層の努力を決意することできました。

私たち森山ゼミ生のためにご厚意を頂き、また、貴重なお時間を提供してくださり、本当にありがとうございます。」(住田百恵さん 法学部3年生)

「ご多忙中にもかかわらず、鈴木さんにはキャリア教育の一環としての本講演会をご開催頂き、誠にありがとうございます。森山ゼミを代表し、ゼミ長として心からお礼申し上げます。

新自由主義の潮流の中、如何に自身の未来を築き、如何に未来社会に自身をコミットさせ得るのか、その可能性と意義を見出すことができたおかげで、将来のキャリアの構築に熱い想いを抱くことができました。

また、適宜、豊富な関連知識を挟み込み、グループワークも取り入れた参加型レクチャーを展開される方法論自体もとても勉強になりました。

鈴木さんのプレゼンテーション方法も身につけたいという想いで、視線の使い方・説明時のポジショニングなど一挙手一投足にも目を向けているとなおさら瞬く間に時間が過ぎ去ると同時に、鈴木さんから滲み出る温かいお人柄に感銘を抱くばかりでした。

今回ご教授頂いた貴重な知識・情報・捉え方を活かして、就職活動の場を自己成長の場に変換していきたいと思います。

今後とも、私たちゼミ生に少しでもお力添え頂ければ幸いです。自身の将来に力強い一歩を踏み出す勇気を頂きまして、改めてお礼申し上げます。」(笠川京香 法学部3年生)

「お忙しい中、私達のために時間を取って下さり大変感謝しております。自分も含め、森山ゼミ全員がこの機会を楽しみにしておりました。 人口減少も見据えてAI開発・導入の速度が急激に進む中、『機械ではなく、人間だからこそできることを探す』というコンセプトが深く胸に突き刺さりました。自然言語処理の観点からはAIを十分な活用段階に持っていくにはまだまだ改善の余地が残ると考えていたものの、作業効率化が図りやすい分野はその限りではなく、自身の存在価値・あるべき姿を見つめ直す貴重な機会となりました。

未来予想図としての社会の枠組みにおいて自身の『商品価値』を高めるべく、学生生活という限られた時間の中であらゆる可能性に挑戦する気概を持つに至りました。

法学部の大先輩としても熱い叱咤激励を頂きまして本当にありがとうございます。」(佐治圭史 法学部3年生)

「非常にご多忙の中、私たち森山ゼミ生のために充実した時間と空間をご提供くださり、この場をお借りしてお礼申し上げます。

往々にして業界研究は過去歴を見つめることが中心となってしまう傾向にある中、世界情勢も視野に入れながら未来予想図を描くことを通して自身が如何に牽引する人材になり得るかという未来志向型デザイン力のお話は、自らの実績・業績を展開することだけに専念していた私にとってまさに目から鱗でした。

この度のご厚意に報いることができるように、そして、鈴木様のような素晴らしいお人柄に少しでも近づけるように今後も引き続き自らの可能性に挑戦し続けていきます。」(大西正馬 法学部3年生)

「私たちを思い遣って頂ける眼差しで、温かく、かつ、熱いお気持ちを頂けたこと、誠にありがとうございます。しかも、私たちの理解を促進しやすいように、スライドの活用やグループワークの活用など種々のアクティブ・ラーニングまで導入して頂きましてお礼申し上げる言葉が見つかりません。

鈴木様のおっしゃる一言一句が私たちの血肉となりましたが、その中でも、本講演会から以下の2点について深く思いを巡らせることができました。

第1点は、志望動機を伝えるための思考のプロセスについてです。ESであれ面接であれ、ひいては企画説明であれ営業活動であれ、すべては聞き手の『説得』を要するプレゼンテーションであると考えています。

自身がこれまで取り組んできたことを如何に提示するか、論旨の展開方法と表現方法にまだまだ確たる根拠を持つことができていませんでした。

しかしながら、鈴木様から頂いた『所属希望団体で求められる知識・能力・経験からのアプローチ』と『未来予想図から逆算的に自身をコミットさせるアプローチ』の2つの方法論により、発想の転換を行うことができ、自身の今後の取り組みを精査することができました。

もう1点は、「社会-個」の相関関係から業界・団体を見つめる視座についてです。具体的には、趣向よりも適性に重きを置き、社会成長と自己成長を重ね併せることができるフラットな視野が自身のキャリア形成に最も必要なファクターの1つであることを痛感しました。

誤解を恐れずに申し上げれば、本講演会は単なるキャリア・レクチャーの枠組みに留まるものではなく、不透明な時代に対する人生論、ひいては、将来の日本を支える人材になるための自己改革論をご教示頂けたと考えています。

このような貴重な機会を賜りまして、本当にありがとうございます。」(佐藤 和 法学部3年生)