「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」派遣留学生の兵庫多香美さん(法学部4年生)から留学便りが寄せられました。

2017.01.16

官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」によりニュージーランドに派遣されている森山ゼミ「国際活動推進研究会」の兵庫多香美さん(法学部4年生)から活動内容が寄せられました。 現在、ニュージーランドの北島、オークランドという都市を拠点にし、一年間トビタテ生として留学しています。
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オークランドでは、英語はもちろんのこと、主に児童英語教育に関する専門研究・活動を進めています。 日々の生活としては、語学学校に通い、タイや韓国、ブラジルなどの各国から集まるグローバル環境下で英語力向上に向けて切磋琢磨しあい、日本の教育と海外のそれとの比較・対照を進めながら、人種や言語が異なっても世界の教育を良くしようという同志として充実した時間を共有しています。 ホームスクーリングという日本ではあまり耳にしない学習スタイル、語学学校の先生の子供たちとの触れ合いなど様々な学術活動・研究を通して日本の英語教育と比較し、今後の日本における児童英語教育発展にむけて日々、知識と経験を蓄えています。

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また、オークランドだけではなく、フィジーでは現地の子供たちと触れ合うことができました。 彼らは英語を母語とせず、第二言語として学習するのですが、言語学習能力の高さに驚きを隠せませんでした。 そして、彼らにとっても英語力というのは、生きていく上でのバイタルの一つになっていることを知り、グローバル化が一層進み、様々な国籍、違った文化、バックグラウンドの人たちを生活言語としての英語によって繋ぐ架け橋になればと感じました。 以上の理由から、リーガル・マインドに基づいた言語運用能力と現在の活動で得られた児童英語教育の知見・経験を活用することで、その実現に貢献して国益にかなう人材になりたいと考えています。

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これらの活動を通し、語学力、コミュニケーション能力はもちろんのこと、積極的行動力、自己問題解決力、相手を思いやる心が飛躍手に伸び、自己への成長に大きく繋げることができました。 さらには、日本文化、日本人としての誇りの高さについても改めて感じました。
トビタテ生にとって必要な課題の一つである、「日本の素晴らしさについての伝導活動」を行っている間に、自分が日本人である誇りの高さ、各国の方から日本のイメージについて考え直すことができました。 これからより一層グローバル化が進み、様々な国の人達が英語一つの言語で会話する未来も遠くないと思われますが、一人ひとりが母国に対する誇り、伝統文化の大切さを持った、真のグローバル人の育成にも貢献できればとも感じました。

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これからの活動としては現地の幼稚園でインターンシップをし、その後、英語を第二言語として学習する児童に向けての専門的な教授法習得します。 また、日本文化についても食に関することだけではなく、礼儀作法についても子供たちに伝えていけるような活動をしたいと考えています。 帰国後は、日本における児童英語教育の発展に少しでも貢献し、さらには教育界に携われる一員になれればと考えている所存です。 法学部法律学科教育副専攻 4回生 兵庫 多香美