本学協定校カリフォルニア大学デイビス校へ留学中の織田まり子さん(法学部4年生、森山ゼミ)から留学便りが届きました。

2016.06.08

私は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州北部に位置するカリフォルニア大学デイビス校に、2015年9月17日から2016年6月12日まで近畿大学より派遣留学をしています。

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こちらの大学では主にBusiness LawとInternational Migration、Social Ethicsを学んでいます。

グローバル化が一層進み、多くの人々が国境を越え、多くの企業が新たな国で事業を展開するなど、国際的な活動が活発化する現在社会において、異なるバックグラウンドをもつ海外の人や企業に対し、法的観点や倫理的観点からどのように接し、またそれらがどのような経済的効果や社会的効果、政治的効果があるのかを主な研究テーマとしています。

また、その他の活動としては、デイビス校内にある学生農場においてボランティアをしています。

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これらの活動を通し、コミュニケーション力はもちろん、行動力や考察力、問題解決能力などを飛躍的に伸ばすことができ、自己の成長につなげることができました。

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母国語でない英語で新しいことを学ぶことは、想像をしていたよりもはるかに難しく、さらには、英語を母語とする他の学生たちと競わなければならず、優秀な大学であるため教授が学生に求めるものも自然とレベルが高くなり、ついていくことに精一杯の時期がありました。

しかしながら、他学生より時間をかけ、丁寧に勉強していくことで、授業内容を把握し、またTAや教授に幾度も質問し、研究の精度をあげていきました。

根気強さが求められ、決して容易いことではありませんでしたが、成績を受け取り、勉強の成果がしっかりと評価されていたときの達成感は計り知れないものでした。

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帰国後は、この留学を通して得られた語学力やコミュニケーション力を活かし、国際活動に従事していきます。

さらには、この留学で培われた多様な視点から物事を見る力を活かし、近畿大学や地域のさらなる発展に貢献できるよう、学内及び学外の活動にも力を入れていきます。

今後の目標としては、こちらでの研究内容をさらに自身で掘り下げいき、その知識をビジネスとして活用していく所存です。

グローバル化が進み、異国へ移住する人や日本に移住する人など、人々の動きが著しく活発化している中で、すべての人種、性、宗教背景をもつ人が、心地よく暮らせるコミュニティーをつくるなど、日本の企業の海外進出や海外からの企業の日本進出に、少しでも貢献していきたいと考えています。

法学部法律学科国際コース4年生
織田 まり子