株式会社インテリジェンスによるキャリア講演会が開催されました。
2015.12.19
「雇用の創造・人々の成長・社会貢献」を経営理念に人と組織の成長創造インフラの実現を目指す株式会社インテリジェンスから山口潤也氏と塚本ひかり氏（HITO；Humanity, Intelligence & Talent for Organizations本部）を講師に招き、森山ゼミにてキャリア講演会が開催されました。
「就職活動への取り組み方」から「自己理解と社会知識との相関関係」に至るまで包括的な内容の講演がなされ、以下の感想に見られるように、聴講者一人ひとりがさらにインスパイアされる貴重な場となりました。
法学部生として自身の在り方を見つめるべく講演後も質疑応答が続き、その積極的な姿勢を持つ学生の多さから、急きょランチ時間を活用した座談会も設けられ、熱い議論が引き続き交わされました。
＜勘藤優衣さん（法学部３年生）＞
今回のキャリア講演会の企画・交渉・司会を行いました。
ボトム・アップ方式を徹底する森山ゼミの趣旨に沿い、企業インターンシップで経験を積ませて頂いたご縁をもとに企画し、本日の開催に至ることができました。
学年の区別もなく、ゼミ生全体で情報を主体的に共有し合い、法学部生として互いに成長するという理念の具現化に貢献したいという想いが起点となっています。
就職活動が最終到達地という認識ではなく、将来自分が如何にありたいか、何になりたいか、という自身の本質的な部分の重要性についてお話し頂きました。
統計上、日本では7％しか現在の仕事を楽しんでいる人がいないことを知る一方、どのようなアプローチを持つことによりその7％へ到達できるかについて詳しく学びました。
まず、「自己理解」の部では、集団討論やワークシート作業を通して自身の実像を見つめ直し、現状の立ち位置を正確に把握することができました。
特に、自己を理解するプロセスへの具体的論理とその方法論を知ることができ、どのように情報を精査して発信していくのか、自身の特性ならびに価値観とのインターフェイスを確認する貴重な場となりました。
次に、「市場理解」の部では、活動対象マーケットの全体像を把握できたと共に、本格的な就職活動の幕が開けた今、何をすることが大切なのかを改めて認識することができました。
また、希望業界や希望企業に対する固定観念を払拭できた一方、自身が如何に狭い視野からしか捉えることができていなかったのかを痛感しました。
これからは、本日のセミナーで学ぶことができた多様な角度から業界や企業を見つめると共に、法学部で培った論理的思考ならびにゼミで習得した言語運用論を生かして、自身の価値観や行動特性にあった仕事とのマッチングとそこに自己をコミットさせる的確なアピーリングを実践していきたいと思います。
この場をお借りして、株式会社インテリジェンスの山口様・塚本様には森山ゼミを代表して改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
＜中谷公登さん（法学部３年生）＞
明確なビジョンに対して、事実に基づいて取り組んでいく大切さを知りました。
当初は、インテリジェンス社が人材業界で最大手に迫ろうとする新進気鋭の企業であるというイメージを持っていました。
しかし、実際話を聞く中でインテリジェンスは他の多くの企業とは異なるものを持っていると感じました。
その一つががビジョンの相違であり、かつその相違がこの社会を変えたいという情熱に基礎となっていました。
この26年間という短い期間で社員8,000名を超える規模にまで拡大したのも、また、ベネッセという教育業界を代表する大企業とともに新しい事業を打ち立てようとしているのも、変わらないビジョンが社員一人ひとりに浸透しているからではないかと感じ、企業の在り方そのものをじっくりと考えることができる貴重な場となりました。
社会の課題を捉え、既存の形態の枠組みを破ろうとしている企業像を見つめることができたのが今回の一番の収穫でした。
私自身も台湾の淡江大学にて国際ビジネスを学修してきましたが、いわゆるグローバル社会という中での日本企業の位置づけ・成長の在り方も改めて実感することができました。
そのような企業像を基盤とした自己理解と業界理解についての本セミナーは、我々森山ゼミ一同にとって心に突き刺さるものでした。
自分たちの種々の課題を捉え、この社会に圧倒的な価値を与えられる人になることを私たちは誓い、就職活動という人生のターニングポイントに向かっていきたく思います。
