林晃大ゼミが、宮城県でフィールドワークを行いました。

2015.12.22

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「東日本大震災からの復興に向けた行政活動のあり方」をテーマとして研究を行っている林晃大ゼミ(行政法)所属の3年生が、2015年11月27日から29日にかけて、宮城県(仙台市、石巻市、名取市、松島町)でフィールドワークを行いました。
初日の11月27日は、研究テーマに沿って組まれた班ごとに、宮城県庁、石巻市六次産業化・地産地消推進センター、石巻市立渡波中学校などをそれぞれ訪れ、聞き取り調査や資料収集を行いました(詳細は以下)。

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翌28日は、公益社団法人「みらいサポート石巻」の協力の下、「震災語り部プログラム」および「防災まちあるきプログラム」に参加し、3日目の29日は、松島町を訪れ、観光地として復興途上にある日本三景・松島の現状を視察しました。
参加した学生からは、研究面はもちろんのこと、現地を訪れない限り知ることのできなかった被災地の実情や、現地の人々の生の声を聞くことができ、貴重な経験になったという声が聞かれました。

~11月27日に行われたフィールドワークについて~
A班(田村優花、中川絢雅、山下祐人、山本雅貴)
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テーマ:震災後の宮城県における防災対策について 「私たちは、宮城県における防災対策について研究するため、宮城県庁危機対策課の職員の方にお話を聞かせていただきました。その中でも特に、宮城県と県内各市町村が取り組んでいる避難訓練の在り方、防災主任教諭、防災指導員の役割を中心に学ぶことができました。」

B班(川阪実、久我ひかる、樽谷浩助、柊木明)
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テーマ:石巻市における水産業の復興について 「私たちは、石巻市の水産業の復興について研究するため、石巻市六次産業化・地産地消センターを訪問しました。そこで、東日本大震災による水産業への被害状況をはじめ、当センターの事業内容や支援員の取組み、SNSを利用した新たな情報発信等の話を伺いました。」

C班(川浪才芽、後藤田健太、中美緩、森本健太、横山葵)
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テーマ:被災地における教育現場(公立学校)の復興について 「私たちは、震災の被害を受けた子供たちが、その後、どのように学校生活を送っているのかを知るために、石巻市立渡波中学校の仮設校舎を訪問しました。震災後の教育現場の状況として、仮設校舎の現状や子供たちの学生生活等について話を聞かせていただきました。」

D班(神木序美、重富雅月、西田きらら、西村武将、森本優太)
テーマ:仮設住宅および仮設商店街の現状と、行政の関わりについて 「私たちは、仮設商店街について調べるため名取市にある『閖上(ゆりあげ)さいかい市場』を訪問しました。そこで店を経営する方々の実体験を聞き、震災後の運営方法を知るとともに、地方自治体への要求等についてお話を伺いました。」

E班(天野杏紀、郷田陸、富樫彩華、田中巧馬、三好由女佳)
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テーマ:被災地におけるNPO法人の役割と、行政の関わりについて 「私たちは、特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク"やっぺす"を訪ねました。そこでは、NPO法人が震災時や震災後に行っている活動、行政との関わりの実態など、座学では分からない『リアル』を知ることができました。」
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