稲葉浩幸教授のエッセイが公益財団法人生命保険文化センターのウェブサイトに掲載されました
2026.05.01
このたび、公益財団法人生命保険文化センターのウェブサイトにおいて、稲葉浩幸教授のエッセイが掲載されました。掲載タイトルは「『かるた』と『すごろく』~明治保険事始①」です。
本エッセイでは、明治期に日本へ導入された保険制度が、どのように社会に広まっていったのかについて紹介されています。1867(慶応3)年、アメリカから帰国した福澤諭吉が出版した『西洋旅案内』では、英語の insurance を「災難請合」という言葉で説明し、保険の仕組みを日本で初めて紹介しました。しかし、新しく導入された保険制度は、当初すぐに日本社会に受け入れられたわけではありません。そこで保険会社は、一般の人々に制度を理解してもらうため、さまざまな啓蒙活動を行いました。
エッセイでは、その具体例として、明治期の新聞附録として掲載された「保険かるた」、販売促進用に配布された「保険すごろく」などを紹介しています。「保険かるた」では、百人一首の有名な和歌をもとに生命保険の効用を詠み込んだ歌が作られ、正月の遊びを通して保険の重要性を伝えました。また「保険すごろく」では、火災保険などの役割を遊びながら理解できるよう工夫されており、人生における不運に備える制度としての保険の意義をわかりやすく伝えています。このように、日本の伝統的な遊びである「かるた」や「すごろく」を通じて、当時の人々に保険の考え方を広めようとした取り組みは、現在の広報活動にも通じる興味深い事例です。
なお、稲葉教授は2019(令和元)年に「令和版保険かるた」も制作しており、そこには次のような一首もあります。
「ススメたよ 諭吉が紹介 近代保険」
ぜひご覧ください。
https://www.jili.or.jp/kuraho/essay/2026/10457.html
「かるた」と「すごろく」~明治保険事始①|エッセイ一覧|公益財団法人 生命保険文化センター
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