【短大教員研究PICK UP】昨年度、最も読まれた論文は?(近畿大学学術情報リポジトリ)
2024.04.04
近畿大学学術情報リポジトリ(https://kindai.repo.nii.ac.jp/)は、本学で生産された学術研究成果を収集・蓄積・保存し、インターネットを通じて無償で学内外へ発信するための電子的書庫です。短期大学部の教員が執筆した研究論文等も、収載されています。
昨年度(2023年度)、近畿大学学術情報リポジトリに登録された短期大学部教員による研究論文のうち、最もアクセス数の多かった論文は、頭師暢秀教授による「安原製作所の戸惑いと顧客対応原則」という論文でした。近畿大学全体の中でも12位にランクインしています。
この論文は、デジタルカメラが爆発的に普及しはじめた20世紀末に、旧式のフィルムカメラを発売した新興企業についての分析を試みたものです。当時としては極めて先端的な販売手法を導入しながらも、日本的なものが滲む顧客対応に注目しています。時代を対比したドラマが最近ヒットしていますが、タイムマシーンでちょっと昔を覗いてみるような面白さを感じた読者も多いのではないでしょうか。ぜひお目通しください。
頭師暢秀(2023)「安原製作所の戸惑いと顧客対応原則」『近畿大学日本文化研究所紀要』6号, pp.65-82
https://kindai.repo.nii.ac.jp/records/23792