密着レポ!短期大学部生淡路島実地研修② 2019.3.18

2019.04.05

「淡路島ソース」で有名な株式会社浜田屋本店(http://www.hamadaya-honten.jp)と新型ソースの制作に取り組む「マーケティング論2」受講者は、昨年12月の実地研修の結果に基づいて様々な意見を提出しました。学生らの意見を反映して改良された試作ソースをさらに向上させるために、春休み中にもかかわらず、有志3人が淡路島に向かいました。

良い香りを漂わせて現れた改良版ソースは、そのままで十分美味しそう!各自が味わいます。うん、ずいぶんと良くなってます!でも、それで満足する近大生ではありません。様々な材料を割合を変えながら配合してみます。ほんの少しの変化かと思いきや、劇的に味が変化します。さらに、ソースの温度によっても味覚に変化を感じます。「濃過ぎない?」という学生の指摘に対して、浜田屋本店さんは「ソースとしては、これでも薄いですよ」と断言。ソースという食品は、それ単品で食べるようなものではないので、ソースの相手に負ける濃さではいけないのです。やっぱり、実際に試作現場を経験しなければ見えないことがあるんですね。

最終的に、5種類のソース案に絞りました。これらを様々な食材に合わせてみます。合うもの、そうでないもの、絶対ダメな組み合わせ・・・悩みは深まるばかりです。
がっきぃさんは、「ソースだけの風味と食材に合わせてみた風味で感じ方が異なり、食材と合わせたときは味がパッとしなくてイマイチでした...。新たな課題も生まれて、研究する必要があると実感しました」と振り返ります。
たかさんは、「ソースの温度によっても舌触りや味の深みなどが全く違い、試行錯誤しましたが結果的に前回より大幅に前進したと思います。ますます商品化させたい気持ちが強まりました」と想いを強くします。

ソース、ソース、ソース・・・そんな頭をリフレッシュするために、一旦外出です。淡路島ソースにも使われている玉ねぎ畑を見学させていただきました。淡路マルイチ青果さん(http://www.tamanegi-net.com)のご厚意で、今回は収穫体験も!長靴をお借りして、畑の中を進みます。結構、柔らかい土なんですね。スポッと抜けるんです。引率した頭師暢秀准教授の背広には、センダングサでしょうか、俗にいう引っ付き虫がいっぱい。土筆も見られる"ザ・自然"のなかですくすく育った玉ねぎは、いよいよ収穫の季節を迎えるのだそうです。
あずさんは、「実際に商品として売り出すものを考えるという難しさを実感しました。妥協せず、最高のソースをみんなで作り上げたいと思いました」と、販売予定店を観察した帰り道、気持ちを新たに語りました。

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