密着レポ!短期大学部生淡路島実地研修

2019.01.09

近畿大学短期大学部でソース制作に取り組む学生の有志4人が、12月15日に淡路島を訪問しました。目的は、「近大らしさを活かしたソース」の試作品の品評会と、商品化に向けての詰めの作業です。

兵庫県淡路市で「淡路島ソース」を製造する株式会社浜田屋本店の濱田智基専務の案内で、名産の玉ねぎ畑を見学。ソースの主原料である玉ねぎの原点に触れ、想いを新たにします。あずさんは、「こんなに広い玉ねぎ畑、大阪に居てたら滅多に見れるものじゃない!淡路島で育てられたこの玉ねぎに近大らしさを加えて、唯一無二の美味しいソースが作れたらなぁ・・・」とやる気満々。

続いて、試作中のソースを様々な食材に合わせてみます。想像していた風味以上のマッチングもあれば、意外にも残念な組み合わせだったことが判明したり・・・やはり、実践してみなければ判らないものです。ふじみさんは、「現時点では、合う食材と合わない食材がはっきりと分かれてしまう。ソースを使う人たちが、どのようなシーンでどんなものに使用するのかをもう一度確かめて、近大らしさを考え直す必要があるかもしれない」と悩みます。

 議論が一通り終わったところで、工場を見学させていただきました。食品製造の現場ですから、入念に手を洗って、衛生管理用防護服で真っ白な姿に変身!髪の毛が落ちたりしないように、特に帽子には気を付けようっと。たかさんは、「大きな機械や出荷準備にびっくり。あんなに食品衛生に気を配って、丁寧に仕上げる商品だからこそ、長年の人気と信頼を得ているのだと実感しました。通販の梱包作業だって普段見られないし。とても新鮮でした」と工場見学での印象を語ります。

気を取り直して、再度の試食。「結構食べてるやん!」と引率した頭師暢秀准教授は驚きの表情を浮かべますが、そこは元気な近大生。次々に試作中のソースと食材を合わせていきます。「マーケティング論」で学んだ手法を展開してみたい学生の意見に対して、専務はビジネスの現場の実情を語ります。授業の内容が現実には当てはまらない場合もあるようです。

丸一日を過ごした淡路島。既存商品が実際に売られている販売場所を数カ所巡ってみました。「近大らしさを活かしたソース」が商品化されたら、きっとこれらの店頭にも並ぶことでしょう。つじやんは、「本当に来てよかった。めっちゃ勉強になったと思う」と振り返ります。短期大学部発の産学連携プロジェクトに、ますます注目です。

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