教員紹介

柴田 直治

柴田 直治
教授
所属 国際学部 国際学科 グローバル専攻
学位 文学士
専門 東南アジア政治・経済・社会、ジャーナリズム論
ジャンル 各国事情/アジア・オセアニア
コメント 新聞社でアジア総局長、マニラ支局長を務め、東南アジア、南アジアの現場で政治・経済・社会、歴史に関する報道に長く携わりました。現在も随時リポートを書いています。
リサーチマップ https://researchmap.jp/pagasa2016

自己紹介

国際学部が開学した2016年4月から大学勤務を始めました。教員経験、留学歴、博士号、TOEIC/TOEFLの受験歴など、ないない尽くしの新人です。多少とうはたっていますが。
2015末までの36年余り、新聞社に勤めていました。記者生活の前半は大阪や神戸で事件取材や調査報道に携わりました。後半はマニラとバンコクで特派員を務めた後,東京を拠点にアジア各地に出没しました。各国の大統領や首相、識者らにインタビューし、官僚、経済人からスポーツ選手、ヤクザ、路上生活者までさまざまな人たちと会ってきました。暇を持て余したことが1日もない、幸せな会社員人生でした。
いまもアジアの政治・社会情勢を中心に執筆しています。
サッカーとポップ・ロックミュージックが好きです。

学生へのメッセージ

これからの日本は大変です。少子高齢化が進み、経済力は相対的に低下します。みなさんの肩には将来、国の膨大な借金がのしかかります。これまでは日本の強みとされてきた集団の力や均質性はグローバル化のなかで逆に足かせとなりつつあります。
そうしたなかで、どうやって人生を切り拓いていくか?
ひとつのカギは英語だということで、国際学部の学生は米国で英語を勉強します。
私は中年になってから仕事で英語を使う必要に迫られ、とても苦労しました。若いうちに集中して語学を習得する機会は貴重です。大切にしてください。
ただ英語ができれば即グローバル人材というわけではありません。それは英米人やインド人、フィリピン人のすべてがグローバル人材とは言えないことからも明らかです。10年もたてば優れたウエラブルの通訳機が出てくるかもしれません。大切なのは、異文化のなかに身を置き、自分の居場所を確かめること、世界のなかで日本(出身国)の置かれている状況を知ることです。そのうえで自分の思いや考えを他者に伝える表現力を磨いてください。日本語(母語)をきちんと扱えるようになることも肝心です。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
幕末の志士、高杉晋作の句です。
そんな心構えで世を渡る術を身につけてください。少しでも手助けできればと願っています。

主要科目

グローバル化した世界のメディア論
メディア・リテラシー
報道のコミュニケーション
ASEANの役割
アジアの政治・外交の歴史

ゼミ紹介

◆対象分野
①東南アジア地域研究
東南アジア各国の社会、文化、政治、経済、アジアにまつわる横断的なテーマ②異文化理解、多文化共生、比較文化論
日本や他国に暮らす外国人・移民・難民について、LGBTなど
③ジャーナリズム
報道やジャーナリズム、伝統メディア、ネットメディアなどにかかわるテーマ

アジアと日本、アジアと私たちについて考えます。
異文化理解、ジャーナリズム研究からテーマを選ぶことも可能です。

日本は長く「脱亜入欧」をめざし、欧米の社会や政治・経済をモデルに価値観を育んできました。しかし、時代の軸は明らかにアジアに移っています。アジアとの付き合い抜きでグローバル化した世界にアクセスすることはもはやできません。
成長著しいアジアのなかで日本はどういう立ち位置にいるのか、そのなかで個人としてどう生き抜くか。ともに学んでいきたいと思います。
ジャーナリズムの世界に長く身を置いてきました。その経験を伝え、みなさんが現場にはばたくお手伝いも出来ればいいと考えています。
アジアという地域、ジャーナリズムという領域に関心を持つ意欲的な学生の参加を期待します。

研究活動情報

研究分野

  • 人文・社会, 地域研究, 東南アジア政治・社会・経済・文化
  • 人文・社会, 国際関係論, 東南アジア政治

研究キーワード

ベトナム, ASEAN, 難民, 移民, グローバリズム, 東南アジア諸国連合, 東南アジア, 新聞, ジャーナリズム, ミャンマー, タイ, フィリピン, アジア

論文

  1. タクシン時代、終焉へ――タイ政治、主役交代も分断修復の道筋見えず
    柴田直治
    シノドス  2019年7月 
  2. フィリピン中間選挙でドゥテルテ派圧勝 高い人気の背景にアンチ・ポリコレの広がり
    柴田直治
    ハフィントンポスト  2019年5月 

書籍等出版物

  1. バンコク燃ゆ タックシンと「タイ式」民主主義 , 柴田直治 , 単著 , めこん

MISC

  1. 世界の潮 東南アジアに広がる権威主義のドミノ , 柴田 直治 , 世界 , 909 , 25 , 30 , 2018年6月 , http://ci.nii.ac.jp/naid/40021533271
  2. 〈Essay〉アジア体験的トイレ考―経済発展の結果、普及する水洗トイレ格差にともない広がり方は、まだら模様― , 柴田 直治 , Journal of International Studies , 2 , 91 , 98 , 2017年11月 , http://ci.nii.ac.jp/naid/120006380823
    概要:[Abstract]Lee Kuan Yew, the founder of modern Singapore, once observed "Air conditioning was a most important invention for us". He meant that air conditioners have relieved people from the heat and dampness of South and Southeast Asia. Cooler room temperatures permitted people there to work more diligently and effectively generating rapid regional economic development. Assuming the air conditioner was a major factor of Asian economic growth, one remarkable outcome has been the spread of flush toilets. However, the divergence in the number and sophistication of clean restrooms in the different countries of the region is symbolic of the economic wealth gap that exists among them. For more than four decades I have witnessed the evolution of Asian toilets. This article introduces my experiences and observations of the contribution of economic growth to comfortable lifestyles and overall rising living standards of Asia in the context of improved sanitation.
  3. 世界の潮 創設半世紀を迎えたASEAN , 柴田 直治 , 世界 , 900 , 30 , 34 , 2017年10月 , http://ci.nii.ac.jp/naid/40021303783

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