大学院生・増田 彩花さん(生物環境化学コース)が福岡県環境教育学会で受賞

2018.09.04

  • 受賞歴

福岡県環境教育学会2018_受賞2018年8月11日 (1).jpg
(右から岡 准教授、増田さん、西田 (元)教授)


増田 彩花さん (生物環境化学コース 岡伸人准教授研究室:大学院博士前期1年)の口頭発表が、2018年8月11日に開催された福岡県環境教育学会・第21回年会において発表賞を受賞しました。

同賞は、同年会で行われた口頭発表の中で、優れた研究に対して贈られたものです。
(福岡県環境教育学会ウェブページ:http://www.fuku-kan-kyouiku.org/)

受賞の対象となった研究は下記の通りです。

[題目] 放射性セシウムの吸着・回収を目的とする新規高分子ゲルの開発

[研究内容] 2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故では大量の放射性セシウム137 (137Cs) などが環境中に放出されました。本研究では、放射性物質による水質汚染問題の解決を目標に、この放射性セシウムを効率的よく、容易に除去することができる新規高分子ゲル(ゼリー状の材料)を開発しました。

[研究体制] 岡伸人准教授の指導のもと、増田 彩花さんや大学4年・杉本亮弥君などが
精力的に本研究に取り組んでいます。なお本研究は下記の研究者と共同で進めています。

・西田 哲明 博士(近畿大学・元教授、現在環境材料研究所・所長)

なお岡研究室(環境材料科学研究室)は2016年度に設立し、環境問題やエネルギー問題の解決につながる新しい材料の開発に、産学連携で取り組んでいます。今回受賞の対象となったセシウム除去材をはじめ、下記のテーマなどについて研究を進めております。

・水や空気の浄化
 1.有害な金属を除去するゼリー状の材料
 2.光のエネルギーを使って、アレルギー原因物質やウィルスを分解し
   続ける光触媒材料
 3.火山灰や廃ガラスを原料とした新しい機能材料

・エネルギー分野、エレクトロニクス分野
 1.電気を流すガラス材料(導電性バナジン酸塩ガラス)、およびそれを使った
   デバイスの開発
 2.金属-空気二次電池、リチウムイオン電池


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