村中洋介准教授の論文が「環境法研究17号」に掲載されました

2023.10.31

  • 研究

著者 
村中洋介 

論文タイトル

原子力発電所の安全確保―バックフィットの意義と名古屋地裁判決

掲載誌
環境法研究17号
https://www.shinzansha.co.jp/book/b10040306.html 

論文内容紹介

東日本大震災後の原子炉等規制法の改正によってに、バックフィット制度(「法令及 び規制基準の改正等により新たな知見を規制に反映し、その新たな規制を既存の施設にも適用するもの。」)が導入された。他の規制分野であれば、法改正や基準改定によっても「既存不適格」などとして特例的に過去の法令・基準によって設置が許可されたものを認めてきたが、原子炉等規制法では、新たな知見によって、新規制基準が定められた場合に、既存の施設においてもこの基準を満たすように措置が講じられなければならないとされた。原子炉の安全確保のための制度として重要なものであり、この点についての法的検討をするものである。