石村雄一准教授の論文がEcological Economicsに掲載されました

2023.10.18

  • 研究

著者
Yuichi Ishimura, Takayoshi Shinkuma, Kenji Takeuchi, Eiji Hosoda

 論文タイトル
The effects of regional goal setting on household waste

 掲載先情報
Ecological Economics, 215, 108015, 2024

リンク先
https://doi.org/10.1016/j.ecolecon.2023.108015

 論文の内容紹介
本研究では、食品ロス削減に向けた地域目標の設定が、食品ロスの排出量に与える影響を明らかにすることを試みた。分析の結果、地域目標の設定によって食品ロスが一人当たり平均3.38kg/年削減されることが明らかになり、食品廃棄による経済損失が年間約930億円削減されることがわかった。さらに目標設定は、収集頻度やごみ袋有料化など、削減目標を伴わない他の廃棄物削減・リサイクル政策よりも大きな影響力を持つことがわかった。本研究の結果は、共通の社会的目標の達成に対する地域レベルでの目標設定の重要性を示唆している。