中林純准教授の論文が経済学術雑誌Econometricaに掲載されました。

2022.02.17

  • 研究

中林 純准教授がSylvainChassang教授(プリンストン大学)、Kei Kawai助教授(カリフォルニア大学バークレー校)及びJuan Ortner准教授(ボストン大学)と共著していた論文``Robust Screens for Non-Competitive Bidding in Procurement Auctions''が経済学術雑誌Econometricaに掲載されました。本論文では、入札結果のデータから談合を識別する一般性の高い新たな手法を提案しました。具体的にはモデルの仮定にほとんど依存せず、また過去の談合のパターンが得られなくても入札が正常に行われているかどうかを確かめられるほか、偽陽性を最小化できます。本論文ではこの新しい手法を実際に日本の発注機関の入札データにあてはめ、多くの談合を識別できることも確認しました。

掲載先情報
Econometrica Vol. 90, No. 1, 2022, pp.315-346)


リンク

https://doi.org/10.3982/ECTA17155