山田克宣准教授の論文がJournal of Economic Behavior and Organization誌に掲載されました

2019.07.02

  • 研究

山田准教授とSimon Fraser Universityの重岡准教授の共同研究"Income-comparison Attitudes in the US and the UK: Evidence from Discrete-choice Experiments"がJournal of Economic Behavior and Organization誌に掲載されました。

本研究では、他人に対する嫉妬心を客観的に定量化する方法(仮想離散選択実験)を提案した上で、アメリカとイギリスで同時に実験を行い、イギリス人の方がより嫉妬心が強いことを示しました。さらに、嫉妬心は厚生悪化の原因となるため、それを和らげるような介入実験を両国で行いました。しかし、介入の結果としてイギリスの嫉妬心がさらに深まったことから、現在行動経済学学会で注目されている「情報介入」が意図しない効果を出しうる諸刃の剣であることを示しました。

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