2025年度 第9回定例講演会
2025.12.22
- 定例講演会
【講演テーマ】
パーソナルファイナンス入門
〜自分らしい人生を生きるためのお金との付き合い方〜
【講師】
日本FP協会
今西 みほ 氏
【会場】
Zoom開催 12月17日(水)に、令和7年度第9回定例講演会が開催されました。講師に、 日本FP協会の今西みほ様をお迎えし、お金とのつきあい方について詳しいお話をうかがいました。今西先生にご登壇頂くのは今年で5年目です。経済学部では金融リテラシーの教育を重要視していますが、自分たちが将来どうやってお金と向き合っていくのか、また、その知識を活かしてFPの資格を取るにはどうしたらいいのか、といったことについて関心を頂いている多くの学生たちがZOOMに集まりました。今回は、300名を超える学生が参加しました。
~参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介します~
これまでお金について体系的に学ぶ機会がなかったため、今回の講演は大変勉強になりました。金融リテラシーは、経済学部で学んでいる内容を実生活に結び付けて考える上で、非常に有用であると感じました。また、お金について考えることで、自身が将来どのような人生を望んでいるのかについても改めて考える良い機会となりました。これまでは資産運用はお金持ちになるためのものというイメージを持っておりましたが、将来設計や人生の選択と深く関わる重要なものであることに気づくことができました。(1年生)
固定費を見直すことは効果的だが、健康や命に関わる部分まで節約するのは良くなく、生活の質を大きく下げない部分で節約することが重要だと学んだ。 さらに、先に貯蓄用の仕組みを作り、積立貯蓄や積立投資によって収入から自動的にお金を引き、残りで生活する習慣を身につけることが大切だと分かった。これは学生のうちから始めることで、将来の安心につながり、たとえ明確な目標がなくても「貯める習慣」そのものが大きな財産になる。私たちにとって最大の財産は「時間」であり、早くから正しいお金の使い方や貯蓄・投資の習慣を身につけることが、将来の安定した生活につながるということを具体的に理解することができた。(1年生)
NISAやiDeCoはお金に余裕のある人だけが使う制度ではなく、大学生のうちから知っておくべき制度だと感じた。特にNISAは、少額からでも始められ、運用で得た利益が非課税になる点が魅力的だと思った。iDeCoは原則60歳まで引き出せないため慎重さは必要だが、老後の資金を計画的に準備できる制度だと理解した。将来に向けて、収入と支出を意識しながら、早い段階から資産形成を始めることの大切さを学んだ。(2年生)
私はとてもお金遣いが荒く、しばしば銀行口座が危機的状況になることが多いため、非常に参考になった。特にneeds(必要なもの)とwants(欲しいもの)に関する説明は親近感のあふれるたとえ話もしていただき、非常に参考にしたいと思える内容でした。残りの学生生活も残り少ないですがお金を貯めることを覚え、将来的には積み立て投資やiDeCoも利用してみたいと感じました。本日はお時間をいただき誠にありがとうございました。(4年生)
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今西先生のご講演は、中心となる基本の話に毎年アップデートが加えられており、長きに渡るお金との付き合い方を学ぶ良い機会となったと思います。これから先の世界情勢やまだまだ続くと考えられる日本におけるインフレ、円安、賃金のあり方などの変化が多い時代に生きる学生たちにとって、自らの生活・人生設計とお金の関わりは早めに身に着けておくべき重要な問題であると思います。将来の展望や歩み方を示して下さった今西先生、誠にありがとうございました。![]()