特別講演「行動経済学で読み解く、デジタルサービスの『設計図』」を開催しました

2025.09.25

令和7年9月24日に、経済学部客員教授の田中知美先生による特別講演会を開催しました。

【講演テーマ】 
「行動経済学で読み解く、デジタルサービスの『設計図』」
【講演概要】
行動経済学の考え方がビジネスにおいてどのように活用できるのかについて、ご自身のキャリアの具体例を交えながら、実践的な内容をご説明いただきました。特に以下の多岐にわたるテーマについて、深く掘り下げていただきました。

  • 課題解決のためのプロダクトデザインにおける行動経済学の手法
  • 公平なマーケットを実現するための行動経済学の活用
  • 生産・作業プロセスの自動化への試み
  • 因果推論のためのデータ活用
  • 活動の目標(KPI)を定める指標づくり
  • バンディットアルゴリズムに基づいた最先端の実験デザインの紹介

  • 参加した学生が日頃学んでいる行動経済学が、その先にどのようにビジネスで活用され、社会に貢献できるのかを具体的にイメージする上で、大変参考になったことと思います。

    【講師】
    田中知美 経済学部客員教授
    ハワイ大学Ph.D. (経済学)を取得後、アリゾナ州立大学助教授、世界銀行上席エコノミスト、Amazonチーフエコノミストなどを経て、Safety by Design Labを主宰。研究論文として、行動経済学分野でAmerican Economic ReviewやExperimental Economics、機械学習分野でIEEE、マッチング分野でAmerican Economic ReviewやGames and Economic Behaviorなどトップジャーナルに多数の業績あり。産業界においては、Tinderやペアーズといったインターネット・マッチングサービスのセキュリティー保守にAIを活用した経験をもとに、現在はネット詐欺対策のAI活用コンサルタントとして活動し、ネットセキュリティーに関する委員として国連での講演も経験されている。



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