10月2日第6回定例講演会が開催されました
2024.10.03
- 定例講演会
【講演テーマ】
電気事業について
【講師】
関西電力 エネルギー・環境企画室 エネルギー・環境政策グループマネージャー
西尾 彬氏
【会場】
Zoom開催
10月2日(水)に、第6回定例講演会が開催されました。本講演では、関西電力の西尾彬様より、電気事業の概要、電気事業に起きている諸問題、そして将来に向けての取り組みについて、たいへんわかりやすくご講演いただきました。電気事業の現状や料金のしくみを学ぶことにより、私たちの生活に不可欠な電気に対する理解を深めることができました。また長期的な視点からも、これからの日本の電気事業のあり方を考えるたいへん良い機会となりました。
~参加した皆さんの感想レポートを一部ご紹介します~
年別の発電施設数を見た時に、東日本大震災後の原子力発電所がほとんどなくなってしまっている年があったことを知って、福島第一原発の事故が与えた影響が非常に大きなものだったと 改めて実感しました。 震災前の発電事業は、発電(生産)から小売まで全てのタスクを自社で賄うという、他の事業では滅多に見ない仕組みで行われていたことに驚きました。 日本のエネルギー自給率が10%しかなかったことに非常に驚きました。とはいえ、日本の少ない領土と多い人口を考えると、人口分の発電のための資源を自国だけで賄うのは、非常に難しいことではないかと思いました。(2年生)
電子力発電は運転コストが低い代わりに安全確保が必要であったり、再生可能エネルギーは資源を使用せず、燃料費がかからない代わりに気象条件に左右されるといった点が挙げられ、どの発電方法にもメリット・デメリットがあると知った。また、災害によって発電方法が変わると聞き、災害の影響を受けやすい点も大変であると感じた。なるべく電気を無駄使いしないように生活をしていこうと思った。(2年生)
私は電力発電についてなにも知りませんでしたが、今日の講義を聞いて、石油や石炭、天然ガスなどを燃やしてお湯を沸かし、その蒸気でタービンを回すことで発電する方法を火力発電という事や、ウランの核分裂反応により蒸気を発生させ、その蒸気でタービンを回すことで発電する方法を原子力発電という事などが分かりました。 そして、東日本大震災で、すごく大きな原子力発電所の事故が起きたことによって、明らかになった気づきや、問題点なども出てきたお話を聞いて、やはり何事にも学ぶことはあるんだなと思いました。(3年生)
電気事業という普段の学生生活や私生活ではあまり縁のなかった分野について詳しく知ることができただけでなく、今問題となっている地球温暖化や地震など自分に身近な出来事がもし起こった時深く関わってくる内容だと思いました。供給力不足や電気料金の高騰については実家で母がよく話していたのでこの問題が改善されるよう、この先も再エネや原子力を活用し、新技術のイノベーションが進むと良いなと思います。(4年生)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
西尾様におかれましては、たいへん有意義なお話をお聞かせくださいまして、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。