10月25日 第7回定例講演会が開催されました

2023.10.30

  • 定例講演会
【講演テーマ】 
       「日本銀行の業務と政策 」          
【講師】
 日本銀行 大阪支店 副支店長

     高田 英樹 氏

【会場】Zoom開催ならびに教室での聴講

10月25日(水)に、第7回定例講演会が開催されました。講師に、 日本銀行大阪支店副支店長の高田英樹様をお迎えし、日本銀行の業務と政策についてご講演いただきました。
 
経済学部の学生たちにとって、金融業界は専門科目との関連性も高く、深く学ぶべき分野であり、特に銀行に関しては将来の就職先として考える学生たちも多くいます。そのような中、今年で二回目となる日本銀行大阪支店の副支店長のご講演は、大変貴重な機会となりました。

~参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介します~
 
普通の銀行とは異なる国の財政にとってとても重要なお仕事に就いている方にリアルな情報をいただけたのはとても貴重なことであると感じた。また国の財政を安定させるためにどのようなことをやっているのかや、日本の円の信用を失わないためにもどのようにして発行していけばよいのかなど今後の経済学部での学びに繋がることが多くあったので日本の財政の動向や、政策などにこれからも目を向けていきたい。(一年生)
 
中学校や高校で学んだことより具体的な業務を知れたことが良かった。たとえば、個々の金融機関の経営状況の確認のために立ち入り調査や日常的なモニタリング、金融システム全体のリスク分析や評価などを行なっていることだ。また、質問で出た、中国の中央銀行がデジタル通貨を発行する理由について、高田様の興味深い意見と返答が聴けて良かった。(二年生)
 
日本銀行は国内経済に対して重要な役割を果たしており、金融政策を通じてインフレーションやデフレーションなどの経済の重要な指標に影響を与えていることが明らかになりました。そのため、日本銀行の政策決定は国内経済に大きな影響を及ぼすと感じました。(三年生)
 
就職活動の最難関とも言われる日本銀行の仕事は実際どんなものなのかが知りたくて受講しました。国の経済の安定のため多くのことを考えて財政政策を実行していること、震災などの非常事態時にはいち早く人々に安心を与えるためお金を目視で確認し交換していること、地方の金融などにもサポートを行いパニックを防いでいることなど、高いレベルで日本を支えている機関だということを実感した。偽札防止やインフレが行きすぎた国の話は面白かったがそうならないのも日本銀行がしっかりしているからなのだと実感した。後半の物価水準などの数値の話は少し難しかったが私自身金融機関に就職が決まっているため、真剣に勉強してみようと思ういい機会になった。(4年生)
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一年生から四年生まで、それぞれの立場から、今回のご講演を通して新たな気づきが得られたことが、皆さんの感想から伝わってきました。高田様におかれましては、学生たちのために、貴重なお話をしていただき、誠にありがとうございました。
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