7月19日第5回定例講演会が開催されました

2023.07.20

  • 定例講演会

【講演テーマ】
電気事業について

【講師】
関西電力株式会社 エネルギー・環境企画室 エネルギー・環境政策グループ マネジャー
村岡 竹織 氏

【会場】
Zoom開催および、教室内での視聴(B204)

719日(水)に、第5回定例講演会が開催されました。本講演では、関西電力の村岡竹織様より、電気事業の概要と歴史、電気事業に起きている諸問題、そして将来に向けての取り組みについて、たいへんわかりやすくご講演いただきました。電気事業の現状や料金のしくみを学ぶことにより、私たちの生活に不可欠な電気に対する理解を深めることができました。また長期的な視点からも、これからの日本の電気事業のあり方を考えるたいへん良い機会となりました。

~参加した皆さんの感想レポートを一部ご紹介します~

最近、ニュースでもよく取り上げられている電気だが、普段、生活するために何気なく使っているもので、私はこれまで電気について深く考えたことはあまりなかった。今回の講演会では、同じ電気を作るのに、なぜさまざまな発電方法を取り入れているのか、東日本大震災を契機に改革が行われた現在の電力システムの詳細など、私たちの生活に関係のあるお話を聞かせていただいてとても興味深く感じた。電力不足が懸念されている今、こうした電力に関する特徴や現在の発電状況・電源設備の状況を理解した上で適切な電気の使用を心がけようと思った。(3年生)

私は一人暮らしをしているので電気料金について毎月高いと感じていましたが、電気を作り出すための原料の価格の高騰などにより電力会社の企業努力だけでは補いきれない部分があるということがわかり、電気料金が高くなってしまうのは仕方のないことだということを改めて知ることができました。今後、電気料金が安くなっていくことを願っていますが、少し高くなったとしても我慢しなければならないと思いました。(2年生)

今回の講演は、現在の日本で大きな問題となっている電力についての内容であり、その中でも元々疑問に思っていた電気料金が上昇している理由が電力を作り出す原料の高騰によるものであることがわかり、その中でも変動の少ない石炭の価格がウクライナの問題によって高騰していることに驚いた。現在でも供給が足りていない電力量を増やし、カーボンニュートラルを進めることは大変難しそうですが、実現されることを望むとともに、少しでも自分ができることをしていきたいと思います。(2年生)

私の親も、家に太陽光発電を付けるか迷っていて、今更付けても付けるのにかかる費用を考えるとマイナスになるのでやめておこうという考えに傾いています。環境を守っていくためには、環境に悪影響がない方法で、様々なエネルギーを組み合わせて使用するのが大切だと感じました。今回の講演で、将来を担う私たちがこのような日本の現状を知ることができてよかったです。(1年生)

普段何気なく使っている電気だが、最近は料金が高くなっているというニュースなどを見て不安に思うことがありました。今回の講演で、東日本大震災による影響や、現在の日本の電気の状況、さらに、この先の日本の電気の使い方や作り方、そして私たちがどのように電気と向き合い、どのように使っていくべきかをとてもわかりやすく説明して下さり、とても興味深かったです。(1年生)

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村岡様におかれましては、たいへん有意義なお話をお聞かせくださいまして、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
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