12月1日 第6回経済学部定例講演会が開催されました
2021.12.14
- 定例講演会
<講演テーマ>
「税の役割と税務行政の状況について」
<講師>
東大阪税務署・副署長、太田真規氏
<日時>
12月1日(水)5限目 16:45~18:15
<講演の形態>
ZOOMによるオンライン型の講演会
12月1日(水)に、第6回定例講演会が開催されました。講師に、東大阪税務署・副署長、太田真規氏をお迎えし、「税の役割と税務行政の状況について」というタイトルでご講演いただきました。今回のお話は、
Ⅰ 税の役割
Ⅱ 国税庁の使命
Ⅲ 税務署の仕事
Ⅳ 適正・公平な税務行政の推進
Ⅴ 納税者サービスの向上
Ⅵ 税のスペシャリストになるには
という6つの項目について、大変盛り沢山の充実した内容で、国税庁のHPで紹介されている最新情報もあわせてお話し頂きました。
~参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介します~
今回の講演会に参加して、現在の税金問題等がよく理解できました。少子高齢化による社会保障費の増加や国債の増加、脱税の問題はとても深刻であると感じました。また、脱税の実例ででてきた「床が上昇して出てくる金庫」には驚きました。税務行政については、想像以上にデジタル化が進んでいたので意外でした。このように、税に関することや税務署の仕事内容が知れて良かったです。(三年生)
今回の講演会では税に関する様々な事柄について学ばせて頂きましたが、中でも特に興味深かったのが日本社会における税の実態についてです。急速に進む少子高齢化により収支バランスは崩れ、累積債務が拡大を続けている一方、国民が負担する税金や社会保険料は先進国の中でも低い水準に位置しているという現状、そして今後も少子高齢化が進んでいく中で将来世代の負担はより深刻なものとなることが分かりました。ここから今後中心となって社会を支えていく私たちの世代は、自分たち自身のためにも社会の現状やそれに伴う制度の在り方についてしっかり考えていくべきであると強く思いました。(二年生)
将来の進路の一つに考えている国税専門官というものがどういう過程で試験を受け、どういう風に実務に就いていくのかを直接聞けて良い機会になった。また、査察などの税務官のあまり知らない職務を丁寧に解説してくださり、税務官という職業のイメージが大きく変わったいい機会になった。(一年生)
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太田様におかれましては、ご多忙のところ、キャンパスにお越し頂いてのご講演、まことにありがとうございました。