6月16日 第2回経済学部定例講演会が開催されました

2021.06.21

  • 定例講演会
6月16日 第2回定例講演会が開催されました

<講演テーマ>
近大生の皆さんに"水都大阪"を知ってもらいたい! 」

<講師>
水都大阪コンソーシアム ディレクター 田中 智彦 氏

<日時>
6月16日(水)5限目 16:45~18:15

<講演の形態>
ZOOMによるオンライン型の講演会

6月16日(水)に、第二回定例講演会が開催されました。講師に、水都大阪コンソーシアムの田中智彦をお迎えし、かつて「水の都」と呼ばれていた大阪の都心部で「近場にいながら、非日常の体験が、実は水辺で出来る」こと、そして「水都大阪」を盛り上げる仕掛けがどうなっているのか、マイクロツーリズムの観点から、お話しいただきました。

地元大阪に多く流れる川や水路は、普段はそれほど気に留めることがないかもしれません。しかし、の利を生かした様々な経済活性化の取り組みが、実は大阪の産官学連携の大きなプロジェクトの一環事業として行われており、その背景には、大阪の歴史、地理、経済、政治、そして私たちのくらしのすべてが関連しているということが、今回の講演会のお話しでよくわかりました。

~参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介します~


水とビルが一枚の写真におさまるというのはあまり他では見られない、ということを知り、当たり前すぎて意識していなかったけど素晴らしい環境に自分はいるんだなと思いました。以前心斎橋周辺でアルバイトをしていた時、クルーズのようなものをよく見かけました。何かのイベントなのか何なのかはわからなかったけど乗っている皆さんが楽しそうで素敵な取り組みだなと思っていました。今回そういう取り組みなどのことを深く知れてよかったです。水が身近にあるだけで何となく嬉しいし豊かな感じがしてすごくいいなと思います。たくさんのことを学び、とてもおもしろかったです。(一年生)

名前だけしか知らなかった水都大阪について知ることができ、非常に興味深かったです。特に若者に知ってもらおうとなさっている工夫が多岐にわたっており、水都を再生するために様々な企画を考えていらっしゃるのだと驚き自分も一つにこだわることなく考えられるようになりたいと思いました。ですので今日の講演会に参加して本当に良かった、有意義な時間を過ごせたと思いました。(二年生)

私は生まれてからずっと大阪に住んでいますが、大阪が「水の都」と呼ばれていることや、水都大阪が大阪の水辺の魅力を伝えるために様々な活動をしていることを初めて知りました。また、「食いだおれ」という言葉は知っていましたが、食いだおれの「食い」は橋の「杭」からきていることや、「四ツ橋」の地名の由来が「上繋橋」、「下繋橋」、「炭屋橋」、「吉野家橋」の四つの橋からきていることなど、自分ではなかなか気づかないことを知ることができました。三年生)

大阪で心斎橋というと駅名のように思っていたが駅名というだけでなく心斎橋というくらいなので元は橋という事が今日の授業で分かった。 また天下の台所という言葉があるが堀川は物流の動脈として大事な役割を果たしている事が理解できた。また言葉だけ知っていた天下の台所といったものは 川と暮らしが密接に繋がっていたという事で、魚や果物といったものも有名であった事がとても驚いた。 磁石橋や当時の新聞だったり今も面影のある数ある名所を見てみるもの面白いかもしれないと思え、公儀橋は12で他の端は町民の自腹で建てていたという時代背景まで見えてきたので、次に見る大阪は違った風景に見えるだろうと思い観光も楽しみになりました。(四年生)
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貴重な歴史資料や地図の画像に加えて、涼やかな水面(みなも)と緑あふれる岸辺の風景写真や動画が画面いっぱいに写し出され、さながら水辺の小旅行のひと時を堪能できた今回の講演会。素晴らしいナビゲーションで我々を導いてくださったご講演者の田中様に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

DSCN6131.JPGDSCN6132.JPGDSCN6124.JPG水都大阪画像❶.jpg水都大阪画像❷.jpg