令和元年度 第5回 定例講演会を7/17に開催しました

2019.07.22

  • 定例講演会

    第5回定例講演会ポスター.pdf
<講演テーマ>               
「じぶんのしごとをパラダイムシフトする」
~ガソリンスタンドはまちのエコロジーステーション~
<講師>
油藤商事株式会社
 代表取締役 青山 裕史 氏
<日時>
7月17日(水)16:45~18:15
<場所>
20号館20-1教室

 7月17日に令和元年度 第5回経済学部定例講演会が開催されました。今回の講演では油藤商事株式会社 代表取締役の青山裕史様をお招きいたしました。青山様は近畿大学OB(旧商経学部)であり、3箇所のガソリンスタンドを経営されておられる方で、様々な社会的な取り組みに尽力されておられる方です。
 今回はその貴重な体験をもとに、「じぶんのしごとをパラダイムシフトする ―ガソリンスタンドはまちのエコロジーステーションー」というテーマでの講演をして頂きました。現在、青山様の取り組みとして、「ガソリンスタンドからリサイクル&エネルギーステーションへの転換」というものがあり、リサイクルをベースとして地域社会の取り組みは現在非常に注目されています。
これは具体的には:
ペットボトルや廃食油等の資源ゴミの回収による来店促進(=「売り手よし」)
消費者にとり処理負担が軽くすむ(=「買い手よし」)」
地域を無理なく循環型社会に導く(=「世間よし」)
というユニークな発想で、従来型のガソリンスタンドを「まちのエコロジーステーション」と位置づけ、地域における新たなイノベーションを起こす運動に取り組んでおられます。

今回の講演会では、上記テーマに基づき、以下の6点に関するご説明を頂きました。
1.東日本大震災から体験したガソリンの重要性と緊急時運送の取り組み
2.「2027年65%」(現在の子供の65%が、今存在していない職業に就く予想)
3.食用廃油の回収とバイオディーゼル燃料生産によるガソリンスタンドの「まちのエコロジーステーション化」
4.バイオディーゼル燃料による「地産地消エネルギー」 
5.バイオディーゼルで世界一周「バイオディーゼルアドベンチャー」
6.ガソリンスタンドの新しい可能性

 学生にとってエネルギーのリサイクルというテーマは、身近なものでありながらも少し難しいイメージを持っていたと思いますが、青山様の熱意ある語り口調と、温かな人柄によって非常に高い関心を持ったことと思います(実際、ほとんどの学生が非常に熱心に聴いておりました)。本学にとって貴重な講演会となりましたことを、ここに報告いたします。

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