令和元年度 第4回 定例講演会を7/3に開催しました

2019.07.12

  • 定例講演会

  第4回定例講演会ポスター.pdf
<講演テーマ>               
「ひろしまで生まれ育った自動車メーカーの飽くなき挑戦」
<講師>
マツダ株式会社 グローバル販売&マーケティング本部 ブランド戦略部 主幹
 植月 真一郎 氏
<日時>
7月3日(水)16:45~18:15
<場所>
20号館20-1教室
<講師紹介>
平成3年  マツダ株式会社 入社
平成9年  千葉マツダ 浦安営業所所長
平成11年  広報本部(東京本社)
平成17年  広報本部(広島本社)
令和元年  グローバル販売&マーケティング本部 ブランド戦略部 主幹

 7月3日(水)に令和元年度 第4回経済学部定例講演会が開催されました。講師にマツダ株式会社 グローバル販売&マーケティング本部 ブランド戦略部の植月 真一郎氏をお招きし、「ひろしまで生まれ育った自動車メーカーの飽くなき挑戦」をテーマにご講演いただきました。
 自動車メーカーの方に講演会にお越し頂くのは初めてということもあり、参加者数はいつにも増して多くなり、急遽、会場をさらに大きな講義室である20-1教室に移動しての開催となりました。
 植月様には、一地方都市である広島の地に自動車メーカーのマツダが生まれ、地元とのつながりを大切にしながら、多くの危機を乗り越えつつ、今日に至っていることについて、そして、押し寄せる技術革新と価値観の変化に対応しながら、マツダの、そして自動車産業の今後はどうなっていくのか、ということについて、お話しいただきました。
 多くの貴重な画像をパワーポイントでわかりやすく提示して頂きながらのご講演は明瞭かつ大変興味深い内容で、聴講生たちはレポート用紙にメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

~寄せられた感想を、ほんの一部ですがここにご紹介します~
・私が一番印象に残っているのは、グリーンパネルの製造と名前の由来です。悪化している戦争の中で、1938年、国家総動員法によりマツダは軍事兵器を作らなければならなくなった。だがマツダは世の中に貢献をするために働いているので、安全や平和を表すグリーンパネルを使用した。広島県民は挑戦するのが特徴なので、戦火の中で平和を意思表示した事に感銘を受けました。
・今回の講演で一番関心をもったのはロータリーエンジンの開発です。英語の授業でマツダのロータリーエンジンの開発話は知っていたのですが、植月さんのお話を聞いて改めて考えさせられました。誰も作っていないロータリーエンジンを誰も正解を知らない中、研究し続けることの大変さ、難しさがあったと理解でき、その力がこれからの社会に役立つと感じました。
・今後のクルマ文化の2つのお話が興味深かったです。MT車を所有する私としては人間を中心としたルートのほうが良いと感じました。車は移動手段であると同時に走る楽しみを感じるものであると考えるからです。しかし近代化により誰でも簡単に車を使えるというのも重要です。なので、どちらが正解のルートという訳ではないというお話に共感しました。

提出されたレポートの一枚一枚から、聴講生一人一人が、80分のご講演から様々なことを学び、考えたのだということが伝わってきました。

植月様におかれましては、広島から東大阪まで遠いところをお越しいただいてのご講演、まことにありがとうございました。

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